【考古学】古代の人々は隕石から鉄器を生産していたことを示すデータが確認される
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人間が自由に鉄を作る技術を手にした鉄器時代よりも以前、
「青銅器時代」に分類される時代にも鉄を使った製品は作られていましたが、
その材料には宇宙から降ってきた隕石が使われていたと考えられています。
鉄を作るための製錬技術が存在しなかったというのが大きな裏付けとされているのですが、
実際に青銅器時代に作られた鉄器を分析することで、その説を裏付けるデータが得られています。
Bronze Age iron: Meteoritic or not? A chemical strategy. - ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0305440317301322
Before the Iron Age, Most Iron Came From Space - Atlas Obscura
https://www.atlasobscura.com/articles/before-iron-age-most-iron-came-from-space-meteorite-egyptian-bronze
鉄は地球の地殻に含まれる元素のうち4番目に多く含まれている物質であり、
製品としての鉄を作るために必要な砂鉄や鉄鉱石は世界中に広く分布しているために比較的容易に入手することが可能です。
採掘された砂鉄や鉄鉱石は、800度から1200度の高い熱を加えることで精錬され、純度の高い鉄「銑鉄(せんてつ)」、
そして炭素を加えることでより強靱な「鋼(はがね)」が作られます。
鉄の生産は紀元前1300年から1200年頃に、古代エジプトのヒッタイト王国で始まったと考えられています。
鉄は青銅器よりも強度が高いために武器として使う際にも有利な物質であり、
まだ周辺諸国が青銅器の生産しかできなかった時に鉄を手に入れたヒッタイト王国は次第に勢力を強め、
メソポタミアを征服して大きな国を築き上げました。
鉄の精錬には、原料となる鉄鉱石から鉄だけを取り出す工程を踏む必要があります。
鉄の精錬とは、原料の酸化鉄から酸素を除去して鉄を残すという還元作用であり、
その反応を起こさせるためには1000度前後の温度を長時間にわたって加える必要があります。
当時、この工程を実現するには高い技術とノウハウが必要であり、
鉄の製錬技術は門外不出の国家最高機密レベルで管理されていたほど。
このようにして生産された鉄は、不純物が少なく強度が高い鉄として国の発展に大きな役割を果たしました。
一方、鉄器時代以前の青銅器時代にも鉄を使った製品は少ないながらも存在していました。
紀元前1324年に亡くなったとされるツタンカーメンの墓には鉄製の武具や装飾品などが埋葬されていたことが分かっているのですが、
その原料は鉄鉱石など地球に埋まっているものではなく、隕石として宇宙から降り注いだものであると考えられています。
これは、「空から石が降ってくることは作り話か魔法である」と19世紀ごろまで考えていた
ヨーロッパ人にとっては考えも及ばなかったことのようで、
フランス国立科学研究センターで考古学の研究に携わっているアルベール・ジャンボン氏は「多くの考古学者たちにとって、
青銅器時代の人々が隕石について知識があったとは考えられないようです」と語っています。
しかしヨーロッパ以外の地域では、古代エジプトの象形文字「ヒエログラフ」では鉄について
「空から来たもの」という意味が充てられているほか、中国の孔子は紀元前645年に隕石について
「空に流れる一筋の線」と「地面に転がる石」とを結びつける記述を行っているなど、
古くから隕石が「石」または「隕鉄」であると気付いている文化は存在していたといわれています。
近代までヨーロッパ人が隕石と隕鉄の関係を結びつけられていなかったのに対し、
古代のエジプトや中国では隕石や隕鉄を活用し、さらにそこから鉄製品を作りだしていたと考えられています。
ほぼ「鉄のかたまり」として落下してくる隕鉄は、鉄の純度が高いことが多く、
高い製錬技術を要さずとも比較的容易に鉄製品を作ることが可能だからです。
続きはソースで
関連ソース画像
https://i.gzn.jp/img/2017/12/27/iron-from-space/01_m.jpg
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https://i.gzn.jp/img/2017/12/27/iron-from-space/06_m.jpg
GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20171227-iron-from-space/ 隕鉄しかない時代があるなら、
オリハルコンやミスリルの伝説に繋がるかもね。
製鉄した鉄器がそれなりの性能を示す時代には、
伝説の金属は殆ど分解していただろうから。 >>3
>>4
宝剣造る原材料を求めて山を登って下ってっていうのが,
隕石孔の外縁山とか,隕石を求めて中心当たりの洞窟に
入るのがダンジョンとか。 昔の方が大小含めて隕石が落ちてくる確率がけっこうあったのかな? 隕鉄使った物は、結構色んな所で出てた筈だな
古くはエジプトで刃物の遺物が出てた筈
確かマヤなんかでも、隕石拾って加工したのがあった そうじゃなくて青銅器時代(鉄鉱石から鉄を取り出すほどの高度な技術がない時代)に
つくられた鉄器は比較的簡単に加工ができる(元からほぼ鉄の塊)隕鉄を材料につかったもんばかりだったてこと
それ以外の選択肢がなかった >>8
あー成程ね
鉄の精製技術が無かったから、隕石を使って加工した、と キリスト教の影響下で人々が阿呆になったのか
元々無知で阿呆な人々にキリスト教が浸透して力を持っただけなのか
どっちなんだろう 昔は夜間照明もない時代だから流れ星や隕石は
今よりももっと発見しやすかったんじゃないか。 >>11
キリスト教圏が他の文化圏を圧倒するのは
産業革命以後じゃね?
キリスト教に問題があるならば時代とともに
勢力圏を縮めないと整合性がとれない。
他の文化圏では科学技術の進歩が緩慢なことも
あわせれば、むしろキリスト教が人類の進歩に
プラスに働いたと考える方が妥当だと思う。 >>10
へぇ日本にも在ったんだ
流星刀とか、かっけぇな(流星丸か >鉄の生産は紀元前1300年から1200年頃に、古代エジプトのヒッタイト王国で始まったと考えられています。
古代エジプトとヒッタイトはまったく別の国で、民族も言語も異なります。
BC13世紀にはカデッシュの戦いという壮烈な戦闘を行っています。
ヒッタイトに独占されていた鉄の製造法はBC1200年ごろに突然ヒッタイト王国が
崩壊すると、その後に、東地中海全域に拡散していきます。 >>10
あれはロシア皇帝の隕鉄剣みたのがきっかけで製作したとかでちと意味合い違うかも
んで隕鉄加工は普通の鉄と具合が異なるような話もあったよな 純度の高い隕鉄を切断して磨くと鏡のようにぴかぴかになる そうか加工する技術はあっても
インゴットを作る技術がなかったから
隕石使ったのか >>4
オリハルコン(オレイカルコス)は普通の真鍮のことだぞ >中国の孔子は紀元前645年に隕石について
>「空に流れる一筋の線」と「地面に転がる石」とを結びつける記述を行っているなど、
ダウト!孔子は一片の著作も残していない。残っているのは弟子が書いた言行録だけ。 砂漠は隕鉄や隕石ガラスみつけるのが楽だったらしいね
ぽこんと落ちてるから もう10〜20年以上も以前から聞かされていた話。どこが新しいんだろう。 レインマンという漫画で宗像教授が
「ツタンカーメンの鉄剣は3300年間錆び一つなかった」
と言ってたけど、写真(4枚目)を見ると少し錆びてるな 伝説の武器は実在した可能性が高いね
相対的見れば当時は破格の性能だったという意味で
現代で比べるとバールのようなもの>伝説の武器とかに下手すりゃなりそうだが >>28
隕鉄は希少価値もあったから、青銅器時代以前のいわゆる「聖剣」は隕鉄から作った鉄剣だといわれてるね >>11,14
物資が中東で閉ざされた為、欧州全体が貧困化。
で、清貧を美徳とした「初期」のキリスト教が支持を得ただけ。その後ルネサンスまで欧州一体は退化する。
逆なんよ。宗教は後から。
地球上の鉄資源は大半が酸化鉄
隕石はどこでどう生成されたかは不明だが、
酸素に曝されてないから酸化してないのかもな。
>>31
「隕鉄」ぐらい博物館で見ておいで
勉強になるから >>23
孔子曰くなんて 稗田のアレ曰く
なんて似たようなもの
>>14
プラスかどうかは価値観の問題に過ぎず、どちらとも断じられないよ>B層さま >>30
いや、そういう文脈で言ってる「キリスト教」では無いのでは?
(貴方が仰ってるくらいのことは理解されてる上で別の文脈なのでは?) 宗像教授かよ
大蛇を討って鉄剣を得たスサノオの名は流星に由来するとかなんとか 大蛇から得た剣が現在、熱田神宮にある三種の神器の剣(皇居にある剣と鏡は分身)だけど
昔、見てしまった熱田神宮の神官の記録(形状など)から銅剣説もあるねw >>38
日本に多数の隕鉄剣はあったと思うけど、現代に残っているとは思えない
隕鉄は銑鉄だから切れないし錆びる。実用にならないから保存し難いと思うよ
>>32
見たことはあるよ。
写真でも。
少なくとも、表面は、
加工前の金属材料みたいに銀色ではなかったな。
切ったり溶かしたりしたら分からんが。
アレを見ただけですべてが分かるとは思えんが、
お前はそれが分かったのか?
なら見ろというだけでなく説明したらいい。
どういう視点でどう見ると「外見」だけで何が分かるのか。
>>40
馬鹿だなw
博物館なんだから詳しい解説も展示と一緒に表示されてるやろ
>>41
たぶん読んだけど、
刀や他の何かに加工する時の、
加工前の金属の状態についての解説は記憶がない。
そもそも時代によって技術は異なる。
時代に合わせていちいち細かく書いてなんかない。
主眼は歴史学じゃないんだから。
だからお前が解説してみろと言ってるのにな。
科学板では特に多いが、自分で解説できないと「xxxを見ろ」。
お前もその手合いか?
まー砂漠に色の違う石が転がっていれば気付くだろうしなー
古代エジプトでは砂漠の砂と隕石の熱で生じたインパクトガラス
を宝石(リビアングラス)として用いていたから可能性は高いと思う 1894年にグリーンランドのケープ岬を訪れた時、ピアリーは現地の
エスキモーに隕石の存在する場所へ案内され、3個の巨大な
ケープ・ヨーク隕石(30.9トン、3トン、0.4トン)の存在を知りました。
昔より現地のエスキモーはケープ・ヨーク隕石からナイフなどを作っていたそうです。 アイスランド人が隕石で武器作ってたってのは聞いた事がある >>25
成分分析をしてニッケルが多く含まれてるのを確認したことかな そんなRPGの最終武器みたいなものを持ってたのか・・・・・・ 鉄隕石(隕鉄)はもともと太陽系初期の原始惑星の金属核だったって説が有力
原始惑星が壊れて中の核がばらけて生成した、
だから地球の核の成分とほぼ一致して鉄とニッケルの合金
小惑星のなかには原始惑星の金属核そのものも見つかっていて
火星と木星の間の軌道を回る小惑星プシケは直径250kmの鉄ニッケルの塊
近々NASAがはやぶさみたいな探査機で調査するって話
コズミックフロントでやってたわ
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/1861/2120187/index.html >>8
最初は隕鉄を使っていたけど、それが錆びて赤くボロボロになったのを見て
「あれ?この赤いボロボロの奴って、昔あの山で見た赤い土に似てないか?」
と気づいて還元法の研究を始めたのではないかと想像している。 >>42
大馬鹿の上に盲目か
博物館に行けば、鉄隕石はふつうは切り口が展示されてるよ。きれいな金属光沢のね
隕鉄での製剣は、普通に鍛造するだけ。意図した金属や炭素の添加はしてないはずだから、偶然任せ
隕鉄は巻き鍛ちも難しいと聞いたから、単純に伸ばして整形するだけだったのだろう おれスーダンの砂漠で拾った鉱石のような石を持っているんだけど
大きさはにぎり寿司1個ぐらいで、赤サビや高熱跡の半球の穴がいくつかあるんだけど
スラグなのか隕石なのか、博物館で鑑定してもらうと前に5000円ぐらいと聞いたけど
隕石と思っている方が夢があるし迷うなw 古代エジプトのヒッタイトってなんだよ、めちゃくちゃ書くなよ
全く信頼できない情報だわ ヒッタイトとエジプト軍(19王朝・ラムセス二世)は戦って和議、ヒッタイトの女性をラムセスは
嫁の一人として迎えた。結果、アフリカ全土に製鉄技術が広まった。エジプト25王朝(黒人王朝)
はスーダンのメロエに王国をつくった、ここから海を渡り古代中国に製鉄技術が来た。
それから200年位経ってから日本に鉄がやって来たんだ、ここで隕鉄を卒業w >>17
なんでこんな初等的な間違いがるんだろうな
そもそも記事の内容が誰でも知ってることで陳腐なのに
知られてなかったかのように書いてて笑止 >>14
それには因果関係を証明しないと
ウェーバーのは後付のこじつけだし
むしろキリスト教がずっとギリシャ文明を封印してたと考えることも可能 >>55
博物館行かなくてもググればいくらでも見られるしな >>1
ただひとりヨーロッパ文明圏だけが馬鹿で無知だっただけってことじゃん >>64
今でも大差無いな、特に新世界へ移住した奴等。
>>65
鉄が砂鉄と隕鉄しか無かったからね。 >>60
日本の製鉄遺跡は中国より古い
インド系の技術との話がある
中国から来たというのは眉唾だろ
大体、スーダンからダイレクトに中国に来たわけじゃないからな 未来の人類の使う鉄の大部分は、
アステロイドの金属天体(プシケーとか)の鉄だろうから、
数千年かけて一回りする形になるな。 製鉄技術は日本から中国へ伝わったようだな。これは文字が日本から中国へ伝わったのと同じ。 サハラ砂漠にはかなり大きなガラスの塊がちらばっているところがあるが、これも隕石によるものと考えられている。
隕石の落下によってその周辺が高温になり、砂の中のガラス成分が溶け出し、ガラスの塊になった。
これからいくと鉄鉱脈に隕石が落下し、鉄の塊ができてもおかしくない。 ヒッタイトってアーリア人だろ?
宇宙から鉄と一緒に来たに決まってるべや >>28
「バールのようなもの」を持ってエクスカリバーやらなんやらを相手に無双すんのか、夢の無い世の中になったな。
それだけ金属加工技術が進歩した証なんだろうけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています