0001しじみ ★
2017/12/11(月) 12:53:56.26ID:CAP_USER12月9日 18時51分医療
体外受精させた受精卵の染色体を調べ、異常がないものを選んで子宮に戻す「着床前スクリーニング」について、
日本産科婦人科学会は不妊治療の過程で流産を減らすなどの効果があるか調べる本格的な臨床研究を、
早ければ今年度中に始めると発表しました。「着床前スクリーニング」は現在、学会が禁止しているほか、
命の選別につながるとして倫理的な問題も指摘されていますが、学会では結果を踏まえて、
方針を転換して実施を認めるか慎重に判断したいとしています。
不妊治療で体外受精させた受精卵の中には、染色体の異常が起き、これが原因となって子宮に着床しなかったり、
流産したりすることが知られていて、「着床前スクリーニング」は、
受精卵の染色体を解析して異常がないものを選んで子宮に戻す技術です。
日本産科婦人科学会はこれまで、国内では有効性が確認されていないとして認めてきませんでしたが、
海外で効果があるとする報告が示されるなどしたため、国内でも実施できるよう方針の転換を求める声が学会の中からも上がり、
ことし2月から、学会が、有効性を確かめる臨床研究を行う準備を始めていました。
そして学会は9日、定例の会見の中で、「着床前スクリーニング」の本格的な臨床研究を、
早ければ今年度中に開始すると発表しました。
臨床研究では流産が2回以上起きたり、体外受精が複数回成功しなかったりした女性を対象に行い、
流産が減って出生率が上がるか調べ、国内での実施を認めるか、協議することにしています。
「着床前スクリーニング」をめぐっては、染色体の異常でおきるダウン症などの受精卵は子宮に戻されず、
生まれないことになるなど、命の選別につながるとして倫理的な問題が指摘されています。
学会の倫理委員会の苛原稔委員長は「まずは有効性を調べるが、倫理的な課題もあり、
実施を認めるかは慎重に協議したい」と話していました。
続きはソースで
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171209/k10011252861000.html