0001しじみ ★
2017/12/05(火) 04:32:26.09ID:CAP_USER世界屈指の科学論文誌、英『ネイチャー』などが主宰する「ジョン・マドックス賞」。
2017年の受賞者が医師・ジャーナリストの村中璃子氏に決定し、11月30日に授賞式が行われた。
この賞は、22年間『ネイチャー』誌の編集長を務めたジョン・マドックス卿を記念して創設され、
多くの困難に遭いながらも科学的なエビデンスに基づき公益に寄与する仕事をした科学者・ジャーナリストに贈られる。
今年で6回目、世界25カ国95人の候補者から選ばれた。日本人の受賞は初めてとなる。
村中氏は、2015年から副反応に揺れる子宮頸がんワクチン※1問題に、
医師ならではの視点で鋭く斬り込みながらも一般人にわかりやすい記事を多数執筆した。
審査講評では「この問題が日本人女性の健康だけでなく、世界の公衆衛生にとって深刻な問題であることを明らかにしたこと」が高く評価されている。
一般の議論にサイエンスの視点を持ち込む
――「ジョン・マドックス賞」受賞の意味は。
村中:HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)問題では、科学的根拠に乏しい
「オルタナティブファクト(ねじまげた事実)」が専門的な知識を持たない人たちの不安に寄り添うように広がっている。
私は医師として、守れるはずの命や助かるはずの命をいたずらに奪う言説を見過ごすことができない。
一連の記事執筆を始めてから、法的手段を含めさまざまな妨害や攻撃に遭っているが、
この賞で、一般の議論にサイエンスの視点を持ち込んだこと、それを日本国内の問題としてだけでなく
世界の問題として発信したことが評価されたことはうれしい。子宮頸がんワクチン問題は、
米国やデンマーク、アイルランドなどでも起きていて、南米コロンビアでは、
今年8月、日本に1年遅れて、世界で2番目の国家賠償請求訴訟が提起されている。
私が執筆した記事に、厚生労働省で発表された子宮頸がんワクチンの副反応に関する動物実験の結果に疑念を呈したものがあるが、
これについて、研究班の主任研究者である元大学教授から名誉毀損で提訴されてもいる。
本来、科学の問題は科学の領域で議論すべきだが、かつて英国でも科学に対する武器として法律が用いられることが問題になった。
特にベストセラー『代替医療のトリック』の著者、
サイモン・シン氏に対し、全英カイロプラクティック協会が起こした名誉棄損訴訟が、
科学の議論を法律によって封殺しようとしたとみられ、これがきっかけとなって、2013年に名誉毀損法が改正された。
そのあたりの事情が今の日本と似ているのかもしれない。
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【表彰】 海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチンの安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1512113011/
東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/199503