奈良市にある円墳と呼ばれる丸い形をした古墳、富雄丸山古墳が、市が行ったレーザーによる詳細な測量の結果、
直径が110メートル前後と円墳としては国内で最大であることがわかりました。
奈良市の富雄丸山古墳は、石製の玉や銅の腕輪などが多数出土している、4世紀後半に作られた大型の円墳で、
昭和47年の調査に基づき直径が86メートルとされてきました。

ところが奈良市が来年度の発掘調査を前に、ことし5月から8月にかけて上空からレーザーを当てて地形を詳細に計測したところ、
直径がこれまで考えられていたよりも20メートル余り大きい、110メートル前後であることがわかりました。

これは、円墳では国内で最大とされてきた埼玉県行田市の丸墓山古墳の直径105メートルを上回り、
国内で最大だということで、当時の古墳文化を知る手がかりになるとして注目されています。

調査を行った奈良市埋蔵文化財調査センターの鐘方正樹所長補佐は、「古墳のうち前方後円墳や方墳は、最大のものが関西にあったが、
今回、円墳についても奈良に最大のものがあったことがわかり、
かつて古墳を造る文化の中心が関西だったことが改めて証明されたのではないか」と話しています。

大阪大学大学院の福永伸哉教授は、富雄丸山古墳について、「ヤマト政権内の新勢力と深く連携した有力者の墓ではないか」と話しています。

〈地元住民「今後は、もう少し整備を」〉

富雄丸山古墳の近くに30年以上住んでいる60代の女性は「毎日、古墳の周りで犬の散歩をしています。どんな古墳か興味はありましたが、
最大だと聞いて驚きました」と話していました。

また、70代の男性は「家の近くに大きな古墳があるというのはうれしいし地域の誇りです。今後は、もう少し整備してほしいです」と話していました。

関連ソース画像
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171115/K10011224581_1711151749_1711151750_01_02.jpg

NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171115/k10011224581000.html