カモのペニス、ライバルがいると長くなると判明
発達が遅れる種も、社会環境が生殖器の成長に影響する珍しい例
2017.09.22

生物学者のパトリシア・ブレナン氏は屋外の大きな鳥小屋を歩いている。彼女は1羽のカモを網で捕まえると、あおむけにして腹部に圧を加えた。「どこを押せばいいかわかっていれば、ペニスを飛び出させることができます」とブレナン氏は説明する。「彼らはとても協力的です。ここにいるオスたちはもう慣れていますから」(参考記事:「男性生殖器に関する5つの研究」)
 
米国マサチューセッツ州サウス・ハードリーのマウント・ホリヨーク大学に所属するブレナン氏は、かれこれ10年以上にわたり、こうしてカモに生殖器を出させ続けている。もちろん本人も想像していなかったことだし、それどころか、大学院を出るまで鳥にペニスがあることすら知らなかった。実際、97%の鳥はペニスを持たない。カモは残りの3%に属している。(参考記事:「ヒトのペニスにはトゲがあった?」)
 
おまけに、毎年ペニスがあらたに発達を繰り返すという特異な生理機能がカモにはある。繁殖期が始まると大きくなり、繁殖期が終わるとまた小さくなるのだ。さらに、ブレナン氏のチームは、カモたちの社会環境も生殖器の発達に影響を及ぼすことを発見し、9月20日付けの学術誌「The Auk」に論文を発表した。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:NATIONAL GEOGRAPHIC 2017.09.22
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/092200361/
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/092200361/?P=2