3Dプリンターで神経再生=細胞チューブ作製−京大など

人や動物の細胞を立体的に作る「バイオ3Dプリンター」を使い、事故などで欠損した神経を再生する世界初の技術を開発したと、京都大の池口良輔准教授らの研究グループが23日発表した。
論文は米科学誌プロスワンに掲載された。
 
事故で指の神経細胞が欠損した場合、足などの神経を移植する手術が行われるが、代わりに足の神経は欠損してしまう。
シリコン製チューブで欠損した神経同士をつなぐ人工神経の開発も進むが、事故前の状態まで回復させるのは難しい。
 
池口准教授と九州大発の医療ベンチャー、サイフューズ(東京)は、人の皮膚から採取した細胞を培養して作った細胞の塊から、サイフューズが開発したバイオ3Dプリンターを活用し、筒状のチューブ「神経導管」を作製した。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:時事ドットコム 2017/02/23-16:27
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022300972&;g=soc

▽関連
PLOS ONE
The efficacy of a scaffold-free Bio 3D conduit developed from human fibroblasts on peripheral nerve regeneration in a rat sciatic nerve model
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0171448