週末だけ運動、健康効果は毎日運動と同等か 研究
2017年01月10日 09:45 発信地:マイアミ/米国

【1月10日 AFP】主に週末に運動をする人は、毎日規則的に運動している人と同程度の大きな健康・寿命延伸効果が得られる可能性があるとの研究論文が9日、発表された。

専門家らは現在、1週間につき150分間の適度な運動または75分間の激しい運動を推奨している。
だが、運動を毎日行うべきなのか、それとも短期間にまとめて行ってよいのかといった運動の頻度については、これまで意見の一致に至っていなかった。
 
米医学誌「JAMAインターナル・メディシン(JAMA Internal Medicine)」に発表された研究結果は、しばしば「週末戦士」と称される、1週間の1日か2日に運動をまとめて行う人の死亡リスク低下の度合いが、1週間に3日以上運動している人とほぼ同程度である可能性を示したものだ。
 
今回の研究では、運動に関する調査の約6万4000人分の回答を分析。
運動について「全くしない」「不十分」「週末戦士」「規則的」の4つのグループに回答者を分類した。
 
運動をすると回答した3グループでは、運動を全くしないグループに比べてはるかに良い結果がみられた。
 
週末戦士と運動しない成人グループとの比較では、1週間に1日か2日だけ運動をしている人の死亡リスクが全くしない人よりも約30%低いことが分かった。
心血管系では40%、がんでは18%のリスク低減がみられた。
 
運動量が推奨水準に達していない「不十分」グループと、週に3日以上運動する「規則的」グループでも、同様の効果が認められた。
 
全死因死亡率は、運動しないグループに比べて、不十分グループが31%、規則的グループが35%、それぞれ低かった。
--- 引用ここまで 以下引用元参照 ---

▽引用元:AFPBBNews 2017年01月10日 09:45 発信地:マイアミ/米国
http://www.afpbb.com/articles/-/3113546
http://www.afpbb.com/articles/-/3113546?page=2