0001774メセタ
2018/11/26(月) 14:21:22.93ID:5eV4w4xJこの噂は業界関係者には有名な情報である。
セガゲームス本社はおよそ2000人の従業員を有するセガグループのエリートたちが集まるビル。
その中に「ネコ」と呼ばれる従業員が存在することを彼らは知っている。
「んぅ…」
パソナルーム送りを恐れ、自らサービス残業をする社員たち。
しかし午前三時になるとそのパソナルームから耳障りな声が聞こえる。
「ねむねむにゃんこなのだ…」
これは怪奇なのであろうか。否、この声の持ち主こそがセガゲームス全体の""柱""を熟知する亡国の姫、酒井であった。
「あぁん、木村!もっと欲しいの!」
扉が開かれるとそこには醜悪な姿をした「ネコ」が姿を見せた。
「セガゲームスを、いや、セガサミーグループ全体を支える""柱""を教えてちょうだーい!」
果敢にパソナルームへと鎮圧を開始するかつての忠臣である「亡霊」、木村がその極太の""柱""を露出する。
「ばっかじゃねーの、不愉快だわ」
――今宵も月下で亡国の追憶が繰り返される。