ノートPC用のACアダプターの出力端子にはさまざまなタイプのものがあり、
機種に合ったものでないと出力端子が使えないというケースがあります。
国際標準化団体の国際電気標準会議(IEC)は、単一のアダプターで全てのノートPCが充電できるよう、
規格の統一を模索しているようです。

現在、Apple製のiPhoneやiPad以外のモバイルデバイスのほとんどは、
microUSB端子から端末の充電が可能なので複数の端末を1つの充電用アダプターで充電できます。
しかし、ノートPCの場合はDC16V・DC19V・DC19.5V・DC20Vなど複数の出力端子が存在して
微妙に太さが異なるため、PCを廃棄するとき、ACアダプターがまだ使用可能であっても
一緒に捨ててしまうケースがあり、廃棄される量は毎年50万トンを超えているとのこと。
IECはアダプターの規格統一を図ることでこの大量の廃棄物を減らしたいと考えているようです。

ノートPC用の標準電源アダプター規格の詳細な技術仕様は2014年度初頭に公開されるとのことで、
そのコネクターやプラグ部分、さらに安全性や相互運用性、パフォーマンス、環境配慮など、
さまざまな面に考慮して仕様が決定されることになっています。
「Appleは独自のMagSafe電源アダプターを使い続けるとみられますが、この規格はうまくいけば
HP・Lenovo・Dell・Acerなどのトップベンダーに採用されることになるでしょう」とIECは見込んでいる様子。

イカソース
http://gigazine.net/news/20131219-laptop-standards-charger/
http://i.gzn.jp/img/2013/12/19/laptop-standards-charger/P1680767.JPG