6時間前

武装勢力タリバンが掌握したアフガニスタンで18日、中学・高校が授業を再開した。しかしタリバンの発令は「すべての男性教師と男子生徒は、それぞれの教育機関に戻るように」というもので、女性教師や女子生徒への呼びかけはなかった。アフガニスタンの中等学校には通常、13歳から18歳の生徒が通い、その大半は男女別に分かれている。
アフガニスタンのバクタル通信によると、タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道担当は後に、女子の学校も近く再開すると述べたという。タリバン当局は現在、そのための「手続き」や教師の配分など詳細について作業を重ねていると説明したという。
ムジャヒド報道官はBBCに対して、当局は年長の女子生徒のための移動手動を整備しているのだと話した。
タリバンは12日、女性が大学で学ぶことは認めるものの、国内の大学で男女共学を禁止すると発表した。また今後、女子学生に対して、新たな服装規定を制定するとしている。
大学の側が男女別の教室や授業を用意することが難しいため、この決定は実質的に女子を大学教育から排除するものだという指摘もあった。
女子生徒が中等学校に行けなくなれば、その先の大学への進学はほぼ不可能になる。
1999〜2001年の旧タリバン政権は、イスラム教に対する独自の解釈にもとづき、女子の教育や就労を厳しく制限した。
20年を経て今年8月に復権したタリバンは、「イスラム法の枠内」でアフガニスタンの女性の権利を認めると述べ、イスラムの決まりに沿って女子が教育を受ける権利や働く権利を認めると述べてきた。しかしその一方で、治安状況が改善するまで女性は家にいるよう通告している。
タリバンの暫定政府に女性の入閣がなかったことに抗議する女性たちを、タリバンの戦闘員が攻撃する事態も起きている。





「未来がとても不安」
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.bbc.com/japanese/58607255