(CNN) 米ペンシルベニア州マイナーズビルで1974年に切られていた
駐車違反の切符と罰金代の5ドル(約555円)紙幣が入った封筒が地元警察に届けられる珍事がこのほどあった。

地元警察の責任者は、罰金などを送付してきた人物の居場所を知り、謝意を伝えたいとしている。

地元のCNN系列局「WNEP」によると、封筒の中にはメモ用紙もあり、
「地元警察様。この切符を40余年持ち続けてきた。支払わなければならないとの気持ちが常にあった。
私の個人的な情報を知らせないことはお許し願いたい。敬意を込めて、デーブ」などと記されていた。

差出人住所には「ありふれた街の気まぐれ通りに住む罪悪感を持つ者」とあったという。

本来の罰金額は2ドルで、警察には3ドルが余分に入ったことになる。
マイナーズビルでは現在、駐車違反を犯した場合の罰金は20ドルだという。

地元警察の責任者はWNEPの取材に、
今回送り返されてきた切符は規制区域で駐車違反を犯していたオハイオ州のナンバープレートを持つ車が対象だったと説明。
1974年当時、州外のナンバープレートを追跡出来る技術を警察は持ち合わせていなかったとも述べた。

同責任者は罰金支払いが44年間遅れた場合の延滞金の金額には触れなかった。

ただ、今回の事例を引き合いに、未払いの駐車違反切符を持っている住民に早急に支払うよう促している。

■謝罪の手紙とともに罰金が送られてきた
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/07/01/cb1be739b785a6dcc1bf0443ec781e70/t/768/432/d/parking-ticket-3.jpg
■44年前の駐車違反の切符
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/07/01/736c422c5d4ae5eeb610eb59b7a21f99/t/768/432/d/parking-ticket-2.jpg

CNN
https://www.cnn.co.jp/usa/35121735.html