ミンガラーバー(ミャンマー語でこんにちは)。ミャンマーはヤンゴンの芳賀でございます。

「ミャンマーに住んでいます」と言うと、
「治安はどうなんですか?」「食べ物はどんなものなんですか?」とほぼセットで必ず聞かれるのが、
「言葉は何語ですか?」です。

ベトナム語・タイ語と比較しても、存在すらあまり認知されていない言葉……はい。
ミャンマーには「ミャンマー語」というなんとも愛らしい素敵な言葉があります。

まるっこくて、愛らしいが、全く読める気がしない……。数年前までクルマのナンバーもミャンマー数字表記でした。

日本人にとってかなり馴染みが薄い言葉ですが、実は世界の言語では珍しく、
語順が日本語と同じです(他には韓国語、トルコ語……)。

故に、ミャンマー人にとって日本語は比較的学習しやすい言語であるようで、
日本語を話せるミャンマー人には本当に頻繁にお会いします。

日本人として、自分の国の言葉を習得していただけるのはとっても嬉しいですね。

一方、日本人のミャンマー語習得についてはと申しますと、私が住むヤンゴンにおいては、
イギリスの統治国だった影響か、街のタクシードライバーさんでも比較的最低限の英語が通じてしまいます。

さらに、外国企業で働くスタッフは概ね最低限の英会話は可能なケースがほとんどで、
私を含めてミャンマー語が堪能な日本人はあまり多くありません
(お隣のタイはタイ語が堪能な日本人が多いのに、この差は……?と思うほどです)。

いざという時は、ミャンマー語の音声翻訳に対応したこんなツールもあるので便利です。

また、ヤンゴン以外の地方に目を移すと、ミャンマーは他民族国家。
100を超える民族がともに暮らす国であり、少数民族ごとに数多くの言語が今も使われており、
ミャンマー語が通じない地域も存在します。
街の標識もミャンマー語+現地語の併記であることが珍しくありません。

最後に在住日本人が覚えているミャンマー語ベスト3をご紹介します。

「チェーズーティンバーデー」・・・ありがとう

「ミンガラーバー」・・・・・・・・こんにちは。

「シンメー!」・・・・・・・・・・お会計!

上の2つは基本ながら耳慣れないので覚えるのに数日を要する人も珍しくありませんが、
「シンメー!」はだいたい皆さん一瞬で習得されます(笑)。

現地語の習得は生活する上でもビジネスの上でも大切だと思います。
私も日本語+へたくそな英語で生活できてしまっている現状に甘んじることなく、
ヤンゴンにはミャンマー語の家庭教師を派遣してくれるサービスもあるので、
これを機にまた学び直そうかなぁ……。

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ミャンマー語の子供向けテキスト
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クルマのナンバーもミャンマ数字。日本でナンバーが漢数字で書かれている感じ。
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ミャンマー語とカレン語が併記された交通案内板
https://world.courrier.jp/media-expat/2018/06/04025850/34307263_1725598957495585_4683807830816325632_n-550x413.jpg

クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/expat/area/myanmar/yangon/19/3214/