目でトレースして描いたリアルな絵に注目が集まっています。

●目でトレースして描いた絵

最近、SNSで話題沸騰中の「目トレス」。現在、この「目トレス」に対して批判的な意見を持つ人がいるんだとか。

そんな中、イラストレーターの斉藤幸延@Yoshinobu Saito(@yonyon76)さんが自ら描いた絵をTwitterに公開しました。

https://irorio.jp/wp-content/images/uploads//2017/09/DIjXqxvUMAAtqR2-640x480.jpg
Twitter/@yonyon76


なんと、斉藤さんはこの絵を目でトレースしながら、パソコンのソフトを使って描いたとのこと。

全て食べ物の「絵」ですが、どの「絵」も写真にしか見えません。

斉藤さんは「目トレスが悪だという論争があるようですが、目でトレースして描いた僕の絵でも見ておちついて下さい」とつづっています。

https://irorio.jp/wp-content/images/uploads//2017/09/DIjXr3RUIAAIOry-640x480.jpg

もうこれは、「目トレス」の域をはるかに超えていますね!

ツイートには「写真だと思いました…!」「めっちゃ美味しそう…」「物凄い技術ですよねこれ……」といったコメントも。

斉藤さんの絵がスゴいと反響を呼び、「いいね」も8万9000件を突破していました。


●「模写」「トレース」「目トレス」とは?

では、ここで「模写」「トレース」「目トレス」について、お伝えしたいと思います。

「模写」=目で作品を見て忠実に再現すること、また作風を理解するために絵の練習に用いられる手法。

「トレース」=トレース台などを利用して、半透明の紙に何かの図面や画像を透かして写し描く手法。これを「トレス」と呼ぶことも。

「目トレス」=SNS上で広まっている「目トレス」とは、好きな漫画家や絵師の絵を目でみて、そっくり真似をして描くことを指す模様。模写の別名のようなもの。

斉藤さんによると、そもそも「目トレス」は模写の一種で古くから親しまれてきた絵の習得方法で、絵のトレーニング法として推奨されています。

ただし、SNS上では、若干個人によって「目トレス」の認識にズレが生じているようです。

今回、とあるユーザーが写真画像を参考にして描いた絵に対して、「目トレス」をしたという批判的な意見が届いた旨を投稿。

このツイートがきっかけとなり、「目トレス論争」が沸き起こったようです。

おそらく、「目トレス」を絵の習得方法のひとつとして捉えられず、批判的な意見を伝えてしまったのではないでしょうか。


●制作過程に捉われすぎすに…

今年の4月の記事でも、イラストの描き方について語ってくれた斉藤さん。

イラストレーターの立場から、「目トレス」についてお話を伺ってみました。

      ===== 後略 =====
全文は下記URLで

※この記事のツイートと画像は斉藤幸延@Yoshinobu Saito(@yonyon76)さんの許可を得て掲載しています。
https://irorio.jp/kaseisana/20170904/415948/
by 羽田 早菜
Posted: 09/04/2017 09:00 pm
Updated: 09/04/2017 09:00 pm