週刊読売1976年10月30日号
P127 より

『池田大作は昭和3年、東京・大森の零細なノリ漁業者・池田子之吉の5男に生まれた。
大作には7男2女の兄弟姉妹がいる。
池田家が代々ノリ漁業に従事するようになったのは、天保の時代からである。
祖父・五右衛門の代には、百人もの漁師を雇って漁をしたほど栄えていた。
大正の初めには東京周辺では初めてのノリ採取用機械船を使用した草分けでもあった。
池田家の不幸は、関東大震災によって何もかも失ったことである。
漁場も、持ち舟も失われ、池田家は零細なノリ漁業者に転落してしまう。』