孤独のグルメのガイドライン 23クマシマシ [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
255 水先案名無い人[sage] 2014/05/11(日) 06:37:26.86 ID:u38AkAwH0
五郎と滝山は、獣道らしい道を山の奥へと歩いていった。
すると、偶然にも、整地されている開けた平地にでることができた。
五郎「おいっ!滝山……身をかがめろ……あれ、キャンパーじゃないか?」
広場の奥には、テントと、そのそばにたき火を見ることができた。
そしてキャンプをしている人は一人、しかも若い女性らしいことまでが分かった。
そのキャンパー以外にはまったく誰もいない。
いわゆる、ロンリーキャンパー、孤独を楽しむキャンパーである。
極度の空腹を抱えた五郎には、考えがあった……。
1:女性キャンパーに食料を分けてもらう。
2:女性キャンパーを襲撃し、女の所持品の食料のみならず、女の肉まで喰らう。
前スレ
孤独のグルメのガイドライン 22クマシマシ
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/gline/1371977134/ MAD隊のその後はどうなったんだ?
続き早くしてくれェッ! ですからごめんなさい
長文SSはいい加減飽きられてるんですよ ダッダッダッ!ゴンゴンゴン!ガンガン!
五郎「滝山ァ!おいこら滝山ァ!出てこいこらァ!」
ガチャ。スピーカー越しに応える滝山。
滝山『五郎君……小雪君のことですね。本当に残念だった。しかしこの結果を小雪君は望んだのです』
五郎「ッ!……んだとこらァ!いいから出てこい!ブッ殺してやるからよォ!」
五郎には滝山からビデオメッセージが送りつけられていのだ。
小雪《五郎さん……》
ビデオの中の小雪が五郎に語りかけた。
小雪《私、これから死にます――》 ですからごめんなさい
長文SSが飽きられたからって短文SSなら許されるわけじゃないんですよ 小雪《滝山さん、お願いします……》
小雪は一糸まとわぬ姿で無機質なコンクリート壁の地下室のような部屋のパイプ椅子に腰掛けている。
滝山《小雪君……絶食は二日目、浣腸も済ませましたね?》
小雪《はい》
滝山《分かりました。望み通り、私があなたを殺して食べましょう……》
小雪《それで……私はいつごろ死ぬのですか?》
滝山《死は……脳への血流が途絶えたときか、意識の中枢にメスを入れたときになるでしょう。肺と心臓は最後にします。先に脳を生きたまま食していくことになります。その段階で小雪君は死ぬでしょう》
小雪《あぁ、本当に私は死ぬのですね……私はいなくなるのですね》
滝山《そうです、あなたの望みが叶うのです》
小雪《……お願いがあるのですが》
滝山《なんでしょう?》
小雪《私の筋肉や脳を私は味わいたいのですが》
滝山《分かりました。意識のあるうちに、意識とは関連のない脳部位を調理しましょう。小脳や大脳なら大丈夫なはずです》 >>431
時間が…遡っているだと?
いいんだけどさぁ…
やっぱこういう所で読むSSに文句言っちゃいけないぜ
俺にお似合いなのはこういうSSですよ T!A!K!I!
(T!A!K!I!)
Y!A!M!A!
(Y!A!M!A!) そーいや、二巻に滝山って出てきたっけ?一巻は20回くらいよんだけど
二巻は一回読んでホコリかぶってるわw
ヒマ見つけてまた読んでみるか 🌿🌿🌿🌿🌿
🌿🌿🌿🌿 ☀
🌿🌿|
|
| 🦋〜
💀
👕 🦋〜
👖
👣
🌿👞
🌿🌿💩 👞 📝
🌿🌱🌿🌿🌱🌿🌿🐛
🌱🌿🌿🌱🌿🌿🌱🌿🌱 >>435
滝山一回しか出とらんぞ(第1巻の焼売の回 >>437
あ、一巻でも1度しか出てないんかwここてイジられすぎてて原作でも
もっと露出してるイメージが出来てたわww 滝山「五郎ッ!貴様がどれだけ使い手だろうとこのブルドーザーには勝てんッ!身の程を知ることだ!」 滝山「俺?俺かァ?俺はな……お前を食いたかったんだよォ!」 >>438
五郎さんが飯のアドバイスを求めた数少ない存在(あとは駒沢公園のモツ煮込みの店くらいか)ということを置いてもドラマにおける滝山の存在感の増幅っぷりは異常
原作とドラマの大きな違いの一つだよね 五郎「滝山ァ!」ダッ!
ブスッ……。
滝山の腹に短刀を突き刺した五郎。
滝山「グフッ……カハァッ……!」
「え……キャーッ!」「な……なんだァッ!」「ヤバイヤバイ」「オイオイオイオイ……」
悲鳴、にわかに起こるざわつき。
真昼間の横浜駅での凶行である。
五郎は重度の統合失調症によるひどい妄想で、滝山が自分を付け回す悪の組織の黒幕だと思い込んでいたのだ。
五郎はもう何日も寝ていない。
真っ赤に充血した目で、血を吐く滝山を睨みつけていた。
憤怒に取り憑かれたその表情はまさに般若のようである。 しばらくはピクリともしない滝山をその表情で見下ろす五郎であった。
が、徐々につり上がった目尻と眉が下がりやがては「ふう…」とため息を漏らす。
「………そういえば…腹が減った………よし、飯屋を探そう」
遠くから響くパトカーのサイレンを背に五郎は颯爽と自分の嗅覚と
旨い飯屋を見つけるカンを頼りに大股で歩き出した。
歩道のツツジの植え込みに血まみれの短刀を放り投げ呟く。
「アイツ…あの目……………」 クソッ!まただ。またスープの器がすり替えられている。隙を見て俺の口封じをしたいんだろうがそうはいかない。
何しろここは病院で、俺が気を緩めたら奴らの思うツボだ。注射を打てないように常にアルコールを摂取しているお陰で連中も間接的なアプローチしかできなくなっているようだ。面会に来た弁護士も口を開けばウソだらけで、もはや誰も信用できない。
同室のアフガン帰りの兵隊と砕氷艦の元クルーがPTSDで毎晩泣き叫ぶためにいつでも寝てしまいそうだ。だが俺は耐えてみせる。いつかここを抜け出して奴らに復讐してやる。ああちくしょう、牛乳瓶の蓋もすり替えられてやがる!ふざけやがって! 滝山め、また俺を病人扱いしやがって!
あのサイコ野郎は俺を恐れている
なんとかしないと。計画を練らないと。 「ミ゙ヤァ」
おっと…
「滝山…」
「諜報部員に気をつけてくださいね
お客さんの情報を狙っているんです」 五郎「天にー、ましーますー、潔きー、おかーたーのー……教えーたまーわりー、栄えーたもーう……」 五郎「そんなことどうでもいいからよォ滝山、お前ァ新幹線乗るとき弁当何買ってんだよ、オオォ?」
医師・滝山「……」
五郎「……ってあれェ?ばかな?あの店……そんな、なくなっちゃったのか?」
滝山「……おい、五郎!五郎!」
五郎「うん?……(ガタッ!)貴様!」
滝山にアームロックをかける勢いの五郎、しかし視線は定まっておらず、足元もふらついている。
アームロックをかける腕だけが宙を泳ぎ五郎はステンと椅子から床に転げ落ちた。
重度の混迷状態が続き筋力も認知能力もかなり落ちているのである。
医師「井之頭さん、落ち着いて、分かりますか?ここがどこだか分かりますか?」
五郎「……帝都大学病院の……あの……頭のおかしい人がいく……その……うん……そのところ……」
床に座り込んだまま五郎がかろうじて答えた。
医師「そうですよ、どうしてここに来たのか分かりますか?」
五郎「あの……喉が悪いババア……」
自傷他害に備え始終待機していた体格のいい男性看護師2名が五郎の体を支え椅子に座らせた。
医師「滝山さん、残念ですが井之頭さんを私の判断で緊急措置入院とさせていただきますね。その後、措置入院に切り替えて様子を見ますが……私の経験ではここまで悪化した患者さんは……おそらく……」
滝山「……絶望的、というわけですか」
緊急措置入院、の言葉を聞いて棚から何枚かの書類をまた1人の看護師の女性が手際よく集め、医師の机の上に置いた。
医師は慣れた手つきでペンを走らせる。
十二月も半ば、寒さもいよいよ本番という時期に、滝山と五郎はその人生でもっとも厳しい局面を迎えることとなった。 滝山の脳裏に、今までの記憶が走馬灯のように蘇る
「…なあ五郎、あのシウマイ美味かっただろ…
大阪のたこ焼きも、東京じゃ味わえない逸品だ
本当いうとコーヒと餅にアタックしてほしかったんだが…
…今度一緒に…ほっぺタウンで食べ歩きでもしようぜ…
なあ…五郎よう…」 滝山…
「!?」
滝山はピクリと動いた
「またか…」
どこかから自分が呼ばれた気がする
自分の知らないところで何度も何度も呼ばれている気がする
ただこのことは誰にも言っていない
隔離されるのがオチだ 猫ちゃんの命の輝き!そういうのもあるのか
_ ⊥, /1
r< ′
\ - ヽ
{ ´ ィ_ 〉
′ 〈
ゝ イ ヽ
} }
′ 、 V ^
ハ { } {
} 从 λ }
} { (^ ヘ {
] λ ヽ } }
7 乂_) 乂,丿
〉 彳
} {{
} } }}
] ノ (、
ヘ ハ [
/し } {
} { j!
ノ } {′イ
〈 _ ノ 乂,ノ 五郎はベッドの上でフィリピン人を殴りながら叫びを上げ続けた。
「うわあァー!あァー!畜生!畜生!」
女は既に白目を剥き、折れた鼻からは血が流れ続けている。売春婦だった。
「畜生!畜生!なんでだ!なんで…!」
五郎は自分を縛る何からも逃れられない事に再び気づき、崩れ落ちた。
しばらくして、数台から鳴り響くサイレンが叫び声を搔き消した。
そうして少し経つとどよめきは収まり、再び静寂が辺りを覆った。 あたし、茶店のセッちゃん。かわいいでしょ
このあいだ、お客さんでサラリーマンみたいなおじさんが来たの
おでんとカレー丼頼んでくれたけど、チェリオは外の自販機で買ってきたみたい
どうせならここであまざけ頼んでくれれば300円の売上になったのに、チョットざんね〜ん!
サブさん(仮名)がムラサキサギが来てるっていうから見に行ってたら、
その間にさっきのサラリーマンみたいなおじさん、女のお客さんのお尻を見てたんだって!
「寝ないで下さい」って貼り紙してあるのに寝ようとしてたみたいだし
客商売ってほんと大変!いやんなっちゃうわよね
あたしがいれば、この純朴スマイルですぐ注意できたのにネッ!
といったところでまた来週ー!バイビ〜! >>461
ですからごめんなさい
それ取り扱ってないんですよ
電源ボタン限定でしてどうも 滝山の前にはセッちゃんの美しい全裸死体が横たわっていた。
滝山の考案した、足首付近を通る後脛骨動脈からの時間をかけた血抜きにより入念に血液が抜かれ、滝山の孤独な狂った《宴》の食材・セッちゃんは今まさに捌かれんとしていた。 命は大地から育まれ、そしてそれは宇宙に繋がっているのです
私たちが口にするものも同じ
自然の恵みは宇宙からの贈り物なのです
多くの人に、この事を感じとっていただきたいのです
(スイマセーンッ!)
「ハイ」
…あぁ、あのお客さんまだ食べるつもりだわ
鰯と野菜だっつーの この間セーヌ川のほとりを散歩してたらな、なんか日本人らしき男女が痴話喧嘩してた 今夜は久しぶりにドラマスペシャルだおぜ
新しいご録が飛び出しそうだぜ 何時にやるのか知らんがこどグルもデカくなったもんだなぁ。 うん、バードカフェのおせちがあるのか、そうなれば話は違う
正月の居間が怒りとやるせなさで満ちた空間として立ち上がってくる 「バカなマネは止めろ!」
往年の警察官がパトカーの群れを背後にその高速バスにメガホンを向ける。
封鎖された高速道路。パトカーの中央、高速バスの中で滝山は苛立っていた。
口の中でモゴモゴとなにかを呟いたと思えば、急に空席を蹴り上げて怒鳴り、少しすると嗚咽を上げはじめる。
この異常な犯人に、人質の客らの恐怖もピークに達していた。
「滝山、落ち着くんだ。まだ打開のチャンスはある。時間は俺らの味方だ。」まだ目出し帽姿の共犯者、五郎は包囲されてからの30時間、滝山をなだめるばかりだ。
運転手は滝山が刺し殺してしまった。発言とは裏腹に、五郎は焦っていた。声が震えている。
「いいか、滝山。とびきりの策がもう少しで思いつきそうなんだ。逃走経路も確保できそうだ。だから、な、頼むから落ち着いてくれ。」
言葉の節々に苛立ちが見える。この2日間でバスはもう限界に近づいていた。
その時、五郎はガードレールの外側から何かが潰れる、グシャッ!という鈍い音が聞こえたような気がしたが、次の瞬間に気を失った。
警察は無策では無かった。死角になっていた雪が積もる高速道路脇に忍ばせていた重機2台でガードレールを潰し、体当たりで高速バスを山の斜面に突き落としたのだ。
乗客は皆死ぬだろう。しかし最高国家権力は、五郎と滝山の2人の命を確実に奪うことを何よりも優先したのである。
事件は闇に葬られるだろう。
2019年、日本の警察は未だプライドを捨ててはいない。 ところで滝山は初詣行くとき神社とお寺どっち行ってる? 滝山「……小雪君、では左脚の切断に取り掛かります。準備はいいですね?」
小雪「お願いします、滝山さん。それと……」
滝山「?なんでしょう」
小雪「私は私の腿肉を味わいたいのですが」
滝山「分かっています。すぐさま血抜きをして、レモンといろいろなハーブを添えて調理しましょう」 >>483
なんだぁ、あんた仏教徒か?
初詣といったら神社だろうが 戦争だろうが....。疑ってるうちはまだしも、それを口にしたら......戦争だろうがっ......! ところで滝山は学食食べたくなった時どの大学行ってる?
キャンペーン · 週刊SPA: 女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい · Change.org
https://www.change.org/p/週刊spa-女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい
「ヤレる女子大学生RANKING」が先日、週刊SPAにより出版されました。
2018年、世界中の女性達が戦い、女性の権利を、女性の声が届くように働きをかけました。
日本で初めてのG20が今年、2019年に開催される中新年早々こんなランキングを出版するのは、冗談にもほどがあると思います。
週刊誌および出版社による、女性の差別用語、軽視する発言を今後一切やめる他、今回の記事の撤回及び謝罪をお願いします。 >>489
うん!よくぞ聞いてくれました
外部の一般人も利用できる学食で食べるのはシロウト
あれはダメ
あのネ、ここに東大の願書があるの
そこに受験日時が書いてあるから
首席合格して学生として堂々と赤門ラーメン400円!!これしかない! 不審者情報
場所:東京都中野区
特徴:40代〜50代の男性
時刻:午後3時くらい
行動:路上で「滝山!」と急に叫ぶ
不審者を見かけた場合はすぐに警察に通報してください
警視庁 井の頭公園バラバラ殺人事件!
そういうのもあるのか 久しぶりに一巻読んでみようかな…
とんな気持ちだろう すいません、ここおっさんのマンガのスレなんで、DQN遠慮してもらえますか なんだァあんた。ガ板でマジレスしちゃいけないのか!! 俺はできるだけクムホタイヤを選ぶ
消耗品に金をかけるのはバカバカしい 五郎「滝山ぁ、頼まれた物持ってきたぞ」
滝山「おう、代金はその封筒だ。ちょっと手が離せなくてな」
滝山が作業場に籠ってちょうど1週間である
五郎「機械いじりもいいが年を考えろ。しかも仕事でもないのに」
滝山「いいんだ。俺はこれをやらなきゃならないんだ。おっ…グリセリンに、動力チェーン、プラグと、オイル缶と、メシだな
やっぱり仕入れはお前に頼むと間違いが無いぜ」
五郎「何が仕入れだ。こんなもんホムセンのお使いだ」
滝山「ちょっと休憩だ。なんせ朝から今までノンストップだもんなあ」
滝山はワッパーチーズにかぶりつき、電気ポットにソーセージを放り込んだ
口いっぱいのワッパーチーズをダイエットコーラで流し込む
五郎「毎度の話だが、お前こんなことして意味があるのか?やったところで誰も得をしないぞ。お前自身もだ」
滝山「これは俺のアイデンティティの問題なんだ。マグナ50がコケにされたんだ。俺が初めて風になったマグナ50がな…許さん
お前も一緒にやらんか?目にもの見せてやろうじゃないか」
五郎「いや俺の原つ…二輪はゴリラだから。マグナ50ほどのマシンじゃない。遠慮しとくよ」
滝山「そうか。まあマグナ50ほど人を狂わせるマシンはないからな」
ポットの湯が沸く。滝山はカレーうどんに湯を注ぐと、ポットのフタを開けてソーセージを取り出し齧る
茹だったソーセージが滝山の前歯で小気味いい音をたててゆく
五郎「いやよく考えろって。お前はポルシェだってシェルビーだって、単車ならハヤブサだって持ってるじゃないか
お前はそりゃあ好きかもしれんがマグナ50だぞ?今さらそのためにこんなにやる必要があるのか?」
滝山「俺をそんな男にしたのはマグナ50なんだ。あの走りの喜びを馬鹿にして笑ってる奴がいるんだ」
滝山がカップを開け、カレーの匂いが作業場のオイルの匂いと混ざる
滝山「俺はやらないといけないんだ。俺の血がそうさせるんだ」 滝山はシャシダイ上のマグナ50を何度もフカしては出た数値を端末に打ち込んでいく
そこには純正エンジンではありえない数字が並んでいた。エンジンブロックごと別のものを載せたのであろう
五郎「お前…こんなバカみたいな改造してるのか」
滝山「ああ。でも重心を徹底的に真ん中に持ってきたからな。乗りやすいぞ」
五郎「」
滝山「今取った電制用のデータを入れればあとはマジのテスト走行にかけられる」
五郎「マグナ50をデジタル制御?イカれてるな」
滝山は狂っているかもしれない。しかしその目は澄んで輝いていた
五郎もそんな滝山を見るうちに、心の底が熱く燃えてくるのを感じた
五郎「滝山、ターボを載せるぞ」
滝山「なに?しかし単車でターボはラグがモロに出る」
五郎「『過給の五郎』と呼ばれた俺を見くびるなよ。もっとキレのいい走りにしてやる」
滝山「五郎…おい、作業場でタバコ吸うな。火気厳禁だ」
五郎「過給の五郎がそんなヘマをすると思うか?黙って見てろ」
滝山「五郎…!」
狂人が2人になった その頃、大型ツアラーやスーパースポーツでのツーリングを楽しむクラブの
主催者であるカワサキおやじと呼ばれる人物は、仲間と共に富士山の見える蕎麦屋で
純米酒を片手に談笑の真っ最中であった。
「それにしてもマグナフィフティ…?っての??あのバイク。それとあの子wwマジビビったよなwwww」
「ですよねwまさか原付で来て更に高速に乗るつもりとかwwww」
「ネットでオフツー募集も考えものだなww」
皆の酒はすすみ談笑はさらに盛り上がりをみせた。マグナフィフティというバイクと
マグナ滝山(ハンドルネーム)という人物を肴に。
「あいつに抜かれたら死ぬわwww」「50ccで本格アメリカンてwwww」
彼らは知る由も無かった。メンバー全員がマグナ滝山にひれ伏すことになる運命を。
排気量の壁などものともしないマグナフィフティの潜在能力を。 (構造)
┌──┐ 派遣会社
│■ ■| ┌──┐
│■ ■| →出資→ .| □ □│─ 雇用 → ●
│■ ■| | □ □│← 登録 ─ △
大企業 ↑
│ │
└─雇用依頼──┘
(金の流れ)
┌──┐ 派遣会社
│■ ■| ┌──┐
│■ ■| →派遣料→.| □ □│── 給料 → ●
│■ ■| | □ □│ | △
大企業 ↓ ↑ . │
↑ │ .│ │
└─利益配当──┘ └ ピンハネ┘
派遣業売上 企業配当 従業員給与 .
平成12年度 +2112億 +6110億 +6000.4億
平成13年度 +4857億 -2750億 -7兆4584億
平成14年度 +7867億 +2兆2888億 -9兆9090億
平成15年度 +9009億 +3兆 129億 -12兆7125億
平成16年度 +1兆4010億 +4兆3643億 -6兆3276億
平成17年度 +2兆5746億 +8兆3080億 +1805億
平成18年度 +3兆9584億 +11兆9968億 +3兆1406億
平成19年度 +5兆 40億 +9兆8184億 -20兆7593億
合 計 +15兆3225億 +40兆6755億 -53兆2457億 ←←◎ 五郎「準備はいいな滝山。本当に行くぞ?」
滝山「OKだ。お前も最後まで付き合えよ」
路肩に停めていた五郎は、その返事を聞くと高速料金所に向かってゆっくり車を出した
その後ろには滝山のマグナ50がピッタリと付けている
五郎「タイミングが大事だぞ。最近はバーが閉まるのも早い」
滝山「この距離なら大丈夫だ」
五郎「料金くらい払ってやろうとは思わんのか?」
滝山「高速にマグナ50の料金は無い。つまり払う必要が無いってことさ」
五郎「乗るなって事じゃあないのかねそれは…」
料金所を抜けた五郎のETCが音を立てる。ほぼ同時に脇をマグナ50がすり抜けて一気に前に出た
本線に向かうストレートに直管の爆音が鳴り響く
滝山「マグナ50の走りを、俺の走りを!見せてやるぞ!来い五郎!」
五郎「そんなに力むなよ…先は長いんだから」
滝山「コイツに乗ると血が沸騰しちまうんだ!」
滝山の背中を追って五郎もペダルを踏み込む。幕は上がったのだ 滝山と五郎は星の数ほどの回数、マシンを並べて走ってきた
サーキットでは確実に五郎の方が速い。しかし公道になるとまったくの互角になる
公道はあまり整備されていない。その路面の状況、他の車の流れ、信号、歩行者etc…
そういった複雑な状況下で瞬間的に走る道を探し当てる嗅覚が滝山には備わっていた
五郎「後ろから見てると…あいつのライン取りは実に独特だ…つい同じとこを走りそうになるがうまくいかない
加えて荒れた路面を一瞬で見抜いて最適な抜け方をしていく…トドメに今のアイツは単車だ。付いていくのも一苦労だ」
滝山「五郎!どうだ俺のマグナ50は!そろそろ本気で走るぜ!」
五郎「ああ。速いよマグナ50は。だが、お前が乗ってるそれはマグナ1250くらいだろ」
滝山「これが本気のマグナ50さ!次のインターを過ぎたらそろそろハイパトの縄張りに入るぞ!」
五郎「思考がハタチのガキだねまったく…」
滝山「だがお前の車もなかなか良いな、色々乗ってるらしいがそれは始めて見たぞ?」
五郎「単車の付き添いだからな。パワー馬鹿の特注だ」
滝山「こっちまでスーパーチャージャーの音がするぜ。懐かしい音だ…」
五郎がこのショーに臨んで乗るのはホールデン・コモドア。野暮ったい上に日本の路上向きではない
買ったはいいが少々持て余して倉庫の肥やしになっていた
だが滝山のマグナ50に対抗できる車となった時、五郎の頭にはすぐにコモドアが浮かんだ
真っすぐ走ることに命を懸けたその純粋さが選ばせたのである
滝山「俺のマグナ50に載ってるのがターボで、お前の四輪はスーパーチャージャーか。世の中のブームと真逆だ
お前もとことんヘソ曲がりだなぁ」
五郎「マシンに合う過給にしてるだけさ。俺らが乗るのは売り物じゃないからな」
稲妻のように左右に振れる滝山と、ひたすら真っすぐに突き進む五郎
対照的なライディングの2人が高速を駆けてゆく 滝山「五郎っ!さっきも言ったがそろそろ客が来るぞ!」
ほどなくして五郎のカーナビもビープ音を発した。パトカーの接近警報である
五郎「後ろにクラウンはいない。前か?」
滝山「どっちでもいいさ!マグナ50に挑む奴はスクラップにしてやる!」
五郎「次のカーブ脇に待機所らしいスペースがある。進行方向からは見えんがそこに注意しろ!」
滝山「ああ分かる。妙に膨らんでやがるし、取ってつけたような植え込みだ。クサいぜ
昔のアレでいくか。俺が引き付けるから挟むぞ」
五郎「分かった。行け!」
いったんペダルから足を離すと滝山がぐんぐん小さくなる。読みの通り、脇からパトカーが飛び出して五郎の前に出た
耳障りな音を撒き散らしながら滝山を追い始める
五郎「ダッツン1台だ!単車は無し!」
滝山「見えてるぜ!マグナ50の前には出させねえ!」
わざとらしく前輪を持ち上げて滝山がアピールする
滝山「食いついた!頭に来たらしいな」
五郎「ここから20キロはほぼ直線だ。タップリ余裕もある」
自分では追っているつもりのパトカーを挟んで2人が動き出した あちゃあ参ったなあ
クルージングのトルクをガン無視してしまっているぞ アメリカンでハイパワーってことは
滝山のバイクはVMAXかワルキューレとかのイメージか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています