孤独のグルメのガイドライン 23クマシマシ [無断転載禁止]©2ch.net

1水先案名無い人2017/05/10(水) 20:38:19.19ID:maNCDQfe0
255 水先案名無い人[sage] 2014/05/11(日) 06:37:26.86 ID:u38AkAwH0

五郎と滝山は、獣道らしい道を山の奥へと歩いていった。
すると、偶然にも、整地されている開けた平地にでることができた。
五郎「おいっ!滝山……身をかがめろ……あれ、キャンパーじゃないか?」
広場の奥には、テントと、そのそばにたき火を見ることができた。
そしてキャンプをしている人は一人、しかも若い女性らしいことまでが分かった。
そのキャンパー以外にはまったく誰もいない。
いわゆる、ロンリーキャンパー、孤独を楽しむキャンパーである。
極度の空腹を抱えた五郎には、考えがあった……。

1:女性キャンパーに食料を分けてもらう。
2:女性キャンパーを襲撃し、女の所持品の食料のみならず、女の肉まで喰らう。


前スレ
孤独のグルメのガイドライン 22クマシマシ
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/gline/1371977134/

128水先案名無い人2017/12/28(木) 07:11:29.10ID:X45140120
山谷住民「滝さん、なにしてるだァ!!もうやめて……そんなこと
もうやめて、一緒にメシ食うべよォ!!」

129水先案名無い人2017/12/28(木) 22:08:27.79ID:xXJtn1i/0
>>127
五郎「滝山・・・、普通免許では大型バスはおろか、マイクロバスすら運転できんぞ。」
滝山「!!」
まさかの盲点!どうする滝山!

130水先案名無い人2017/12/30(土) 15:35:05.31ID:/u3OUK4/0

131水先案名無い人2017/12/31(日) 23:39:51.71ID:7JlC3Do+0
滝山ァ!

132水先案名無い人2017/12/31(日) 23:49:08.05ID:m1b5i7e90
五郎ォ!

133水先案名無い人2018/01/03(水) 11:43:28.14ID:/UVfq0ZO0

134水先案名無い人2018/01/03(水) 11:45:29.40ID:/UVfq0ZO0
すいません誤爆です

135水先案名無い人2018/01/05(金) 18:43:25.44ID:pS5jp6a+0
誰か教歩を書き込んでくれない?

136水先案名無い人2018/01/06(土) 19:09:50.18ID:npAQ7Yc50
焼きつくされた店から回収された防犯カメラ。その動画が復旧された
白昼堂々と店一軒を吹き飛ばし12人を殺傷。警視庁のメンツをかけた必死の捜査である

14時34分、中年男性とみられる男がてんやのドアを開ける
同35分、持っていたバケツから店内に何かの液体を撒く
同36分、ドアの外に出た男性がコートの下から火炎瓶を取り出し店内に投げ込む

ここから後の映像はこの世の地獄が淡々と映されていた
さらに男性は去り際に出入り口のドアに金具を刺して開かないようにしていた
非常に強い殺意と高い計画性が見てとれる行動である
ただ残念ながら店内のカメラにも付近のカメラにも男性の顔は映っていなかった
偶然か計算か、連日ワイドショーを騒がせている

五郎はニュースを消すとつぶやいた
「ブラジリア…敵はとった…」
うまそうに紫煙を吐くのだった

137水先案名無い人2018/01/06(土) 20:01:54.44ID:/ihCxvPW0
やっぱ喫煙者は屑だなあ。
極めて自己中

138水先案名無い人2018/01/07(日) 21:59:16.31ID:gOnsYNao0
誰かサユキのストーリー書いてもらえないかなぁ

139水先案名無い人2018/01/17(水) 17:27:43.37ID:LmYT9JKU0
五郎「滝山ァ!」

140水先案名無い人2018/01/24(水) 21:14:19.02ID:eGrjkP1a0
天にーましーますー、清きお方ーのー、教え賜ーりー、栄ーえー給うー

141水先案名無い人2018/01/27(土) 21:26:59.16ID:QBvKLnHh0
五郎「ちょっといいか……滝山、お前、左足どうしたんだ?普通のニオイじゃないぞ?」

142水先案名無い人2018/01/29(月) 18:10:35.68ID:B6tmmb5z0
あたくしノドが悪いんですの

143水先案名無い人2018/01/30(火) 23:49:41.90ID:3qE8ig3G0
滝山「自分は酒が飲めない?五郎め…あんなことを言っているが…俺はお前のポケットにオールドパーが入った小瓶をいつも忍ばせてるのを知ってるぞ」

144水先案名無い人2018/02/01(木) 23:37:57.26ID:7/JlX7WW0
五郎「滝山ァ!」パァン!
五郎はオールドパーの小瓶で思い切り滝山の頭を殴った。
五郎「……てめェなァ!」
滝山の頭から一条の血の筋が垂れた。
滝山「……気が済んだか五郎」
五郎「ッ……!くそォ!」バキッ!ガスッ!
五郎は滝山の顔面を思い切り殴る。
滝山「ブハァッ!……ハァハァ……」

145水先案名無い人2018/02/02(金) 21:24:32.33ID:HOGV+VlG0
孤.独.の.グ.ル.メ.S.S「第八試合」

『赤コーナー!呉海王!中国を制した拳が今大会にまさかの参戦です!
とは言っても公式試合を制したわけではありません!我々には及びもつかない、闇の果てしない殺し合いで頂点に立った拳です!』
会場が目に見えて静まる。呉海王の試合を見た者は誰もいない。しかしその伝説だけは格闘ファン達に伝わっているのだ。
刃物や銃相手に勝ったなど当たり前で、装甲車を素手で破壊したとも噂されている。
そんな拳が人に向けられたらどうなるのだろうか?会場中から期待の目が注がれていた。

『青コーナー!ムラサキサギ!』
司会のコールと同時にざわめきが広がった。先ほど猫の試合がお粗末な結果になったばかりである。
ざわめきはやがて怒号になっていった。
「だから動物を出すんじゃねーよ!」「反省してんのかバカヤロー!」「別の奴出せー!!」
そんな中でスーツの男達が檻を運ぶ。リングの脇でその檻が開けられると、ムラサキサギが飛び出した。
そのまま飛び上がったムラサキサギは、ゆっくりとドームの中を旋回してゆく。
客の怒りは収まらず、ブーイングの嵐が会場を覆った。

しかし、呉海王が拍手するように両手を鋭く打ち鳴らし、たった1発のその大音響が喧騒をかき消した。
呉「今は私の試合中だ!静かに見ていなさい!」
気迫に圧倒された観客達は呉海王とムラサキサギを交互に眺めるばかりである。
呉海王は足を開き、つま先立ちになるとヘソの前で両手を組み深く呼吸を始めた。
そしてムラサキサギが天井から下がった照明器具にとまった瞬間、鋭い右足の踏み込みと共に右の拳を突き上げた。
爆発音が響き、ムラサキサギが全身から羽を撒き散らして真下に落ちる。
同時に照明器具もスパークしながら落ち、地面に当たって火花とともに砕け散った。
すべてを見届けた呉海王は胸の前で腕を交差させて一礼すると花道を歩き去った。
しばしの沈黙から堰を切ったように会場が歓声であふれた。伝説に偽りなし、すさまじい拳に皆が酔いしれた。

『なんと鮮やかな一撃っ!なんと見事な技っ!なんと美しい幕切れでしょうっ!
相手に触れずに倒す拳!その魔術の使い手がもう1人居たのです!』
去ってゆく呉海王と入れ違いに、何人もの係員達が照明の片づけと掃除のために会場になだれ込んだ。
『申し訳ございませんが、照明の復旧のために20分程度お時間を頂きますっ!皆様はお手洗いなどどうぞ!』

〜続く〜

146水先案名無い人2018/02/03(土) 08:26:37.88ID:MfSl8S6G0
格闘路線キタコレ

147水先案名無い人2018/02/03(土) 21:34:39.29ID:0Gz72ph+0
孤独のグ,ル,メ,S,S, 「第九試合」

『赤コーナー!部長!パワハラアルハラセクハラの三拍子で現代に生きる野獣だぁ!
この男もチャンプに挑んで生き伸び、みごと出場を勝ち取った強運の持ち主!じっくりとその戦いを見させてもらいましょう!』
部長の目は自信に満ちていた。路上で謎の男に投げられたと思ったら、突如入院先に黒スーツの男達が現れ挨拶代わりに札束を積まれた。
言われるままに10枚ほどの書類にサインすると今度は倍の札束である。その日から会社に行くのはやめた。
後は誰が電話をかけてきても一切無視し、会社からの郵便も破り捨てた。それでも役付きの解雇はいろいろと面倒らしくいまだに会社に籍を置いている。
部長「(世間がやっと俺を理解したか。俺は会社なんかにいる人間じゃないんだ。こうやってライトを浴びて、足元に馬鹿どもがひれ伏す。そういう男だったんだ。
退院から試合まで数か月だったが、金の心配が無い人生とは何と素晴らしいんだろう。
うるさい女房は殴って追い出した。吠えやがる隣の犬には油をかけて火を付けた。態度の悪いあの店はバットで窓ガラスを全部割ってやった。
俺は自由だ。選ばれた人間に与えられる自由が俺にはあるんだ。こうして自由を満喫して生きていくんだ…)」

『青コーナー!ドラマCD版井之頭五郎!声が小山力也の、あの幻の五郎が登場です!』
CD五郎「なっ、なんだこの建物はぁ!?これがあの組織のアジトなのか!?こっ、この連中は何だ!?なぜこんなに大勢集まっているんだ?
さては今日ここで組織の大規模な会合があるに違いないっ!!くそっ、ライトがまぶしくてよく周りが確認できない!!」
やたらと張った声が会場に響く。隠れる場所が無いと悟ったCD版五郎がリングへ駆け上がると試合開始となった。

部長「(しかしさっきから何だこいつは…大声を出してキョロキョロするばかりで、俺にコイツと何をしろと言うんだ?)」
CD五郎「おいそこのお前ェ!!お前何か知っているな!!知っている事を全部吐け!!」
部長「急に何だお前は。口のきき方がなってないぞ。俺だって特には知らん」
CD五郎「とぼけるな!ここに居るって事は組織の人間だろう!俺の娘を返せ!」
部長「娘?お前の娘の話なんかどうでもいいんだよ」
CD五郎「やはり娘を知っているのか!?娘を返せェ!!」
血走った眼のCD版五郎が懐から拳銃を取り出した。
部長「おいっ、何だお前それは…ピストル?いや、オモチャだろうどうせ。さっさとしまえ」
CD五郎「うるさぁい!お前たちの組織が俺の娘を誘拐したのは分かってるんだ!言われた通り俺1人で来た!まず娘を返せ!!」
部長「組織?もういい。キチガイと話す気は無い。オモチャをしまえ」
CD五郎「貴様が無くても俺にはある!俺の娘はどこだ!?」
部長に詰め寄りながら拳銃の撃鉄を起こす。
部長「いいから!人に向けるんじゃない!」
いらついた様子の部長が拳銃を手で払おうとした瞬間であった。

148水先案名無い人2018/02/03(土) 21:35:44.03ID:0Gz72ph+0
CD五郎「俺に触るんじゃなぁい!!!」
乾いた音が5回ほど響いた。倒れた部長の頭と胸から血が噴き出す。
CD五郎「おいお前!まだ死ぬな!娘の場所を言え!!」
部長を激しく揺さぶるが、もはや何の反応も無かった。
CD五郎「くそぉ情報の線が途切れた!時間まで、あと、あと6時間しかなぁぁぁい!!」
しばし頭を抱えて叫んだCD版五郎は、リングから駆け下りるとなぜか赤コーナーの入場口へと走り去って行った。

『反則ッ!!凶器使用により青コーナー反則負けですッ!!勝者、部長!』
勝者が死ぬケース自体は決して珍しくないが、試合展開が珍しいものであったために観客は皆ポカンとした表情を浮かべている。
担架で運ばれる部長の死体だけが、これが遊びでも台本でもない現実であることを示していた。

〜続く〜

149水先案名無い人2018/02/05(月) 13:32:07.30ID:7l3j9Hqz0
待ってたぜこれを

150水先案名無い人2018/02/07(水) 02:01:54.03ID:8TgPFcI20
五郎「SSなんて甘っちょろいもんはいらねェ!酒だぁ、酒持ってこぉい!」

151水先案名無い人2018/02/07(水) 22:01:13.32ID:j0FyZPow0
SS(スーパースポーツ)!そういうのもあるのか
このワザとらしい各二輪メーカーの技術の粋!

152水先案名無い人2018/02/07(水) 23:13:21.30ID:Q+O15pe20
がんばれがんばれフトシー!!!

153水先案名無い人2018/02/08(木) 00:44:48.78ID:8KYugUQd0
この分だとフトシはかなり強いキャラだろうな

154水先案名無い人2018/02/08(木) 09:55:44.32ID:TiGuXz0z0
原作の滝山ぜんぜんハゲてへんやん

155水先案名無い人2018/02/08(木) 19:09:50.75ID:sbyFnibe0
SS 覚醒した五郎≧若い頃の五郎の祖父=滝山
S 呉さん>>>五郎の祖父≧若い頃の焼き饅頭店主=ペルーの母(しゃぼてん最終形態)>写真を頼んだ外人二人が力を合わせたとき≧着物で踊ってた人=14話で最初の電車で五郎の横に座っていた人
A 五郎の後ろをとる眼鏡東大生>ノドが悪いババア>手焼き煎餅屋店主≧ノータコ=まつ村店主>>黒はんぺんの店主≧バンビさん>>>ナカムラ=ヤマさんとヤスさんが力を合わせたとき>ゲンちゃん旅慣れてるのねと言った人=眼鏡をとったシンドウ
B すき焼きまだでしょ?の人>セッちゃん>>>太河苑店主=お茶漬けおばさん>煙草遠慮親子>イカコンセロリ>>ロクちゃん>>>焼き饅頭店主≧ムラサキサギ>>五郎>トンビにエサをあげてた人
C フトシ>大山店主≧1話目で頭を叩いていた人≧1話目で頭を叩かれていた人>赤羽で大量に頼んだ五郎を見つめていた人≧1話目で頭を叩いていた人>赤羽で大量に頼んだ五郎を見つめていた人>シンドウの部長>ヤマさん=ヤスさん>江ノ島丼を持って来た店員
D しゃぼてん>>>コンビニ店員≧客の食事を狙うネコ>>エテコ≧自然食の人>>>ゲンちゃん>看護婦≧1話の食堂のおばちゃん=シンドウ
E 軽くてあたたかい饅頭のおばあさん=小雪≧トンビ>いい体してるねと言ったおじさん≧サニーレタス=ピザのトッピングをダメ出しする店員>回転寿司の店員>タンメンを語る男>輸入食器の子≧タンメンを語る男の彼女=新幹線で五郎の隣に座った女性>マーくん

156水先案名無い人2018/02/09(金) 09:07:30.85ID:8BTuXWBx0
五郎「滝山ァ!お前大概にしろよコラァ!」

157水先案名無い人2018/02/09(金) 11:23:43.21ID:74TX7aFl0
のど悪ババアと新幹線隣女の実力がそんなに隔絶してたとは!

158水先案名無い人2018/02/09(金) 11:36:02.68ID:8BTuXWBx0
>>157
ノド悪ババアはすでに敗退している
(気功弾で血しぶきと消えた)

159水先案名無い人2018/02/09(金) 13:24:12.19ID:Ppj84nyk0
シャボテンの気功弾で死んだババアは煙草クレーマーババアの方
ノド悪ババアはまだ戦ってないはず

160水先案名無い人2018/02/09(金) 14:53:44.57ID:wFQ8iFjZ0
のどが悪いから煙草クレームしたのではなかったのか?
クッソ!混乱してきた。

161水先案名無い人2018/02/09(金) 19:28:31.33ID:NgEeR/+K0
>>159
そうだった

162水先案名無い人2018/02/10(土) 22:01:25.49ID:JlIarpI20
孤独のグルメ_S_S 「第十試合」

『赤コーナー!シャーリー・メディスン!ご覧下さい、コスプレではない本物の職業(プロ)メイドです!』
会場中の視線とカメラのフラッシュの中、シャーリーはまっすぐリングへと向かう。
好奇の視線が半分、「何故少女がこんなところに?」「何かの間違いではないか?」と云う疑惑の目も半分である。
出場者のうち最年少・最低身長・最軽量であり、外見から言えば戦えるのかどうかも怪しい。
しかしシャーリーの五感は、それら会場に溢れる無駄な情報を一切遮断していた。
自分にははっきりと目的がある──。少女特有の狂気をはらんだ集中力がそこにあった。

『青コーナー!エテコ!あの大阪で生きてきた、それだけで闘争の歴史を物語るには十分っ!』
シャーリーの後に見るとあまりにも対照的な男が薄笑いを浮かべて入場する。その笑いの理由は3つ。
まず意図的に笑う事で考えを読ませない。次に生来の狂人的な気質。最後に自分の対戦カードの悦びである。
エテコ「(なんちゅう楽そうな相手や…遊んでも勝てそうや…しかもお嬢ちゃんやないか。エテコも興奮してまうで)」

シャーリーにはこの笑いの意図が読めている。別に初めてではない。荒んだ地区の酔っぱらいや夜中の駅で会う目だ。
この目を自分に向ける連中の脳みその中までは知らない。ただ吐き気のする下劣な性根であろう。

エテコ「アカンなあお嬢ちゃん。大人をそないな目ェで睨んだら!」
手を広げ、顔を引っ掻くように横から振り出されたエテコの左手をシャーリーが鋭いステップでかわす。
続いての水面蹴り・後ろ回し蹴り・裏拳の連撃も全て空を切った。
エテコ「身ぃが軽いなあお嬢ちゃん…これはどうや!」
エテコ渾身の脚へのタックル。だが今度はシャーリーがその鋭い動きで前に出ていた。
両手を広げて前のめりになりガラ空きとなったエテコの股間をシャーリーが蹴り上げた。
エテコ「オッ…オッグゴオオオオオオオオ!!!!」
股間を両手で押さえて腰砕けとなる。その下がった顎にさらに蹴りが下から入った。
さすがのエテコも声を出せず、くの字に倒れて床をのたうつ。
とどめに胃を蹴ろうとしたシャーリーだったが、自分を見るエテコの異様な目に気付き距離を取った。
シャーリー「(目が生きている…!?危ない…)」
分かってはいたが、自分の打撃は一撃で仕留める重さが欠けている──
シャーリーは唇をゆがめた。この手の相手に回復の時間を与えたくはないが、打撃で仕留めるのは難しい。
起き上がるのを待つしかなかった。

163水先案名無い人2018/02/10(土) 22:05:22.74ID:JlIarpI20
エテコ「お嬢ちゃあ〜〜ん?痛いでェ?エテコ痛かったでェ?」
血を吹きながらエテコが笑う。ダメージの割に出血が多いので、顎を蹴られた際に舌を噛んだのだろう。
エテコ「元気で可愛くて…生意気なお嬢ちゃんやァ…興奮してまうやんかああ!!」
予備動作無しでエテコはまっすぐ手を突き出し、その指が首をひねって避けるシャーリーの前髪をかすめた。
一瞬遅ければ眼球をえぐる動きである。さらにシャーリーの耳をエテコの平手が狙う。
これも紙一重で避けたがエテコの指が顔をかすめる。
シャーリー「(さっきとは段違いに速い…やっぱり怒らせちゃったかな)」
エテコ「そんな怖い顔したらアカンでえ!お嬢ちゃんみたいな娘ォの皮ァ剥くの楽しいやんけ!こういう時は笑うもんや!」
エテコが見せつけるように左腕を回し、左フックを放つ。
エテコ「(左はウソや。チョロチョロ動く奴はこの左フックを避けて潜りよる…そこに右のヒザが炸裂や!!)」
その左フックを見たシャーリーがステップインしてまさにエテコの懐に入る。
エテコ「見さらせ!これがぁ!大阪名物ぅ!エテコのワンツーやぁぁぁあああ!!」
右足を後ろに振り上げたと同時に左の膝をシャーリーが横から払う。エテコはうつ伏せに倒れた。
足払いからサイドに回ったシャーリーがエテコの右腕を取ると同時に首を踏みつける。
エテコ「オブホッ!ンギギギギイイイイ!!!」
極めた腕をねじり上げられ、さらに首を踏まれてエテコは完全に動きが取れなくなった。
しかし白目を剥き、血しぶきを吐き、奇声を発して足をばたつかせ起き上がろうとする。
無駄と分かっても戦いを止めようとしない。エテコと蔑まれても闘争本能だけは筋金入りである。
シャーリー「こういう動物の本能を止める方法は、1つしか…」
首を踏み抜く鈍い音が鳴った。ロックしていたエテコの腕もヒジと手首が両方外れている。

『小さな体でしなやかな動きと確実な技を合わせ持ちます!さすが大英帝国っ!メイドも強い!』

入場時よりもこわばった顔でシャーリーは花道を戻っていく。
シャーリー「(あの左フック、小細工なしにあのフックが振り抜かれていたら私は…
いや、そんな無駄な事を考えるのはやめないと。私はここでやる事がある。それまでは負けない…!)」

〜続く〜

164水先案名無い人2018/02/11(日) 02:06:43.32ID:5kLRMRVD0
この人の文章は菊地秀行みたいな読む事をやめさせない魅力があるね。

165水先案名無い人2018/02/11(日) 04:03:04.28ID:SUGYBv6V0
          勝           負       決まり手

第1試合   ○シャボテン   ×煙草文句      気功弾
第2試合   ○井之頭四郎  ×アームロック    突き 
第3試合   ○バンビ      ×ブラジリア店主  一本背負い
第4試合   ○滝山       ×猫          不戦勝
第5試合   ○キートン     ×秋葉原外国人   首絞め
第6試合   ○クリタ      ×ジェット小僧    正拳突き
第7試合   ○クリチコ     ×松むら店主     右ストレート
第8試合   ○呉        ×ムラサキサギ   気功弾
第9試合   ○部長       ×CD版五郎      反則
第10試合 . ○シャーリー   ×エテコ        首踏み

166水先案名無い人2018/02/11(日) 13:28:47.06ID:n7bBHPFr0
早く
早く続きを!

167水先案名無い人2018/02/11(日) 13:31:55.98ID:vYa4Skn10
このエテコよりムラサキサギのほうが格上なのかよ。
シャーリーも次は危ういなあ。

168水先案名無い人2018/02/11(日) 17:52:58.74ID:9ySRVZp00
ロクちゃんはまだ出てないのか。ハートは変わらんで。五万円、の人。

169水先案名無い人2018/02/12(月) 01:03:15.94ID:RXZSG+JD0
大河苑店主の暗器に期待

170水先案名無い人2018/02/14(水) 21:20:58.99ID:Gw7XP0cd0
孤独のグルメ|S|S 「第十一試合」

『赤コーナー!秋葉原外国人左側ー!MMA出身の賭けストリートファイターです!』
両手を上げて笑顔で入場する。下はハーフパンツにスニーカー、上半身は裸である。
その腕と背筋の盛り上がりから、パンチ系の技を得意とするのがよく分かる。
秋葉原左「(相棒の秋葉原右が破れるとは、相当にハイレベルな大会だ…だがそういうピリピリっとした緊張がたまらない…)」
格闘の中毒者がまた1人、まばゆいリングに吸い込まれてゆく。

『青コーナー!ウーチャマ・"アシラポンナックン"・シャーマン!十代でインドシナに渡り、日本人ながらムエタイ王者に就きました!
しかも、そのムエタイは素手によるスタイルっ!17戦17勝17KO、うち12殺という戦慄のキャリアだあ!』
咆哮と共に野獣のごとくウーチャマが駆ける。赤銅色に焼けた肌と伸び放題の黒髪が相まってとても日本人には見えない。

秋葉原左「人相手とは思えん…まさに動物と向かい合った感じだな」
ウーチャマ「ホアッ!!」
ウーチャマの挨拶代わりのハイキックをかわし、逆に秋葉原左のジャブがウーチャマの顔を叩く。
しかしウーチャマはジャブを受けながら前進し、秋葉原左の左足に左右からローキックを打ち込んだ。
秋葉原左「俺とインファイトする気か、上等だッ!」
素早い右のミドルキックがウーチャマの腹にめり込む。ウーチャマの表情が一気に険しくなった。
秋葉原左「(手ごたえあったぜ…並みの奴なら一発ゲロもんだ)」
ウーチャマ「ハアハッ!」
だがウーチャマは下がらない。鋭い右フックが秋葉原左の上腕を叩いた。
ガードを固めた秋葉原左に対し、ガードした腕そのものを破壊するように膝蹴りが何度も放たれる。
密着状態の打撃はムエタイのお家芸である。ヒジと膝の嵐が秋葉原左に襲いかかった。
秋葉原左「この猿めっ…離れやがれ!」
ウーチャマの顔面に秋葉原左の頭突きがヒット、一瞬の隙をついて秋葉原左が素早く下がり距離を取った。

171水先案名無い人2018/02/14(水) 21:23:18.24ID:Gw7XP0cd0
秋葉原左「(こんなにノーブレーキで突進するバカがいるとは…頭を丁寧に狙ってKOといこう)」
秋葉原左はガードを下げ、膝を軽く曲げて前後にステップを踏み始める。
突っ込んできたウーチャマの側頭部に狙い通り右のハイキックが命中したが、同時に秋葉原左の顔面にもウーチャマの拳が入った。
秋葉原左「蹴りとパンチが相打ち!?バカなっ!なんて踏み込みだ!」
再び突っ込むウーチャマの顔に今度は左ストレートが入る。だがそのストレートに合わせた右フックが秋葉原左の顔を捉えた。
互いの衝撃で一瞬停止した両者だったが、よろめいて膝をついたのは秋葉原左である。
秋葉原左「クソがっ…何で、倒れねえんだ…ヤクでも…キメてんのか…テメエはっ…」
そしてその顔の位置は、膝蹴りに丁度良い高さであった。
ウーチャマ「アアアアアシャオオォォウ!」
頬に渾身の右膝が激突し、秋葉原左が弾け飛ぶようにのけぞる。
ウーチャマはその頭を両手でつかみ、左右の膝を交互に放つ。噴き出す返り血でその太ももが真っ赤に染まった。
1分ほど蹴っていたウーチャマがピタリと動きを止める。掴んでいた首から脈が途切れたのに気づいたのだ。
ウーチャマが天井に向けておよそ言葉にならない叫びをあげ、それに応えて客も拳を突き上げ声援を送る。
リングの中と外とが、戦いの興奮と甘美で一体となっていた。

『これは野生の戦闘マシーン…いや、殺人マシーンと呼ぶべきでしょう!素手のムエタイ恐るべしっ!
原始、人間は知能だけで地上を支配したわけではないっ!力があったから支配したのだと!そう我々に教えるような試合でした!』

客席に向けて歯をむき出し、目を見開き、次の獲物を探すようにウーチャマが去っていく。
焼けた肌がまだらに返り血で染まり、まるで毒ヘビの模様のようであった。

〜続く〜

172水先案名無い人2018/02/15(木) 13:24:01.13ID:sjOYLNre0
フレーフレーウーチャマ

173水先案名無い人2018/02/15(木) 13:25:59.38ID:8gy8UxCL0
ホテルヘルス&デリバリーヘルスとして大阪の日本橋に降臨!!!
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174水先案名無い人2018/02/17(土) 15:59:47.62ID:Z427MMvY0
孤独のグルメ→S→S 「第十二試合」

『赤コーナー!フトシ!試合未経験と言えど、やはりそこはチャンピオン井之頭五郎の血筋!
ヤングライオンの戦いぶりをとくと拝見しましょう!』
フトシは戸惑っていた。この会場では皆が叔父の話ばかりしている。まるで映画スターのような扱いである。
しかし昔から母はあまり叔父の話をしたがらず、自分も叔父の事はほとんど知らない。
そんな自分と周囲の熱気とのギャップにより、叔父がどんどん遠い存在になっていく気がした。
控室のモニターで見た試合はどれも凄まじく、対人試合未経験の自分にあんな事ができるか自信が無い。
それなのに皆が自分に視線を送り、自分もリングに上がっている。もはや自分が自分であるかどうかも分からない。
おそらくこれは夢──。叔父の事も試合の事もすべて夢なのだろうと小声で呟いていた。

『青コーナー!サンクスのバイト!都会で人知れず技を磨き続けた狼がここに現れました!
そういった意味では両者ともに似た境遇です。今日は思い切り、全力で拳を振るってもらいましょう!』
サンクスは複数の格闘技で段位を持っている。しかし今の世の中、強くても食ってはいけない。
強さではなく、経営が得意な者の流派が大きくなるのだ。そして世間では大きい流派のトップこそが強いとされる。
そういった商売に背を向けた者は、武術では収入を得られず、かといって正業にも就けない。
世間の隙間で使うあての無い技を高めていく、あまりにも不毛な人生を歩むだけである。
しかし、その自分に光が当たった。サンクスの全身の細胞1つ1つが燃え上がった。研鑽の日々が報われたのだ。
サンクス「俺は戦いたかった…!心の底から戦いたかった…!このリングに、お前に全てをぶつける!」
天を指さしてサンクスが吠えた。力がみなぎり、充実した表情である。
フトシも自分の頬を両手で叩いて気合を入れる。両者がリング中央で相まみえた。
フトシが中段突きをサンクスに放つ。しかしサンクスは避けもせずに腹筋でそれを受けた。
フトシ「!!…効いていない!?」
サンクス「良い順突きだ!だが、体を鍛える意味を理解していないようだなっ!!」
今度はサンクスの2連突きがフトシの胸を叩く。フトシが下がった。
サンクス「体を鍛えて筋肉を付けるのは攻撃のためではない。筋肉は体を守る鎧なのだ!
攻撃だけするなら、筋肉はさほど必要無い!」

175水先案名無い人2018/02/17(土) 16:01:52.07ID:Z427MMvY0
フトシもサンクスの胸に突きを入れたがサンクスは下がらない。フトシは襟を掴まれ払い腰で投げられた。
さらに倒れたフトシへ蹴りを放つ。フトシはその足を掴むとアキレス腱を力いっぱい握りしめた。
これにはサンクスも苦痛に顔をしかめ、足を引き抜く。
なんとか立ち上がったフトシをサンクスの前蹴りが襲った。これはなんとか防いだが上段蹴りが入った。
2、3歩よろけたフトシの顔に右の突きも決まる。だが今度はサンクスが異変を感じ取った。
サンクス「(最初の蹴りでスタンディングダウンのはずだ…今の突きも完璧…なぜ倒れない?)」
フトシの平拳がサンクスの水月を捉えた。打たれた場所を押さえ、サンクスがついに後ろへ下がった。
感じたのは痛みではない。焼け炭を押し付けられたような熱さである。
次にフトシが放った突きが胸板を打った。サンクスも胸筋に全力を込めて堪えようとしたが、衝撃に押されて下がった。
サンクス「鋭いッ…点で刺さる…そうか、俺の言葉をヒントにしたか…」
フトシにも先ほどのダメージが重く残っている。その朦朧とした意識の中、最短最速で出した技が偶然正解だったのだ。
サンクス「(だったら、投げてからの固め技っ!!)」
再びフトシの襟を取る。しかし今度はフトシがヒジでサンクスの顎をカチ上げ、自分の襟を掴む腕をねじって引き倒す。
顔に飛んだフトシの裏拳が耳をかすめる。まるで当たった部分が切り落とされたかのように感覚が無くなり、熱さだけが残った。
間髪を入れず、胸の真ん中に拳が落ちた。今度は熱さが無い。
サンクス「重い…冷…たい…」
サンクスの体が痺れ、時が遅くなっていく。視界がゆがみ、地面が割れ、その暗い穴に落ちていく。

『まさにガチンコ対決!男が全てをぶつけ合うバトルでした!興奮が収まりません!
そしてフトシ選手の見せた見事な心臓打ち!やはりチャンピオンのスタイルを思わせます!』

フトシは深く一礼した。サンクスの肉体と技に心から感動した。
そしてその2つを、労働と云う無駄な負担を抱えながら作り上げた鉄の意志にも敬服したのだ。
武術だけに全力を尽くせる自分の環境のありがたさも骨身にしみた。その感謝の礼でもあった。
肉体は凶器でありながら心は自然体。まさに井之頭の血が目覚めようとしていた。

〜続く〜

176水先案名無い人2018/02/18(日) 08:22:54.33ID:UQwPeZXO0
滝山ハゲコラァ!

177水先案名無い人2018/02/18(日) 13:24:36.49ID:oqG/Cfn60
SSがぶっこみイクラ丼のように溢れている・・・
こんなにスレが盛り上がるのは何年ぶりだ

178水先案名無い人2018/02/18(日) 20:40:24.53ID:DjjwcuIL0
やべえ!
もう何年も読んでないからウチヤマ(旧姓)フトシなのかと思ってたわ。

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