11月14日
長野県のニュース

 飯田市内の全9中学校が来年1月の1カ月間、平日の放課後の部活動を事実上行わない方針を固めた。「放課後部活動オフ期間」と位置付け、生徒には普段打ち込んでいる部活動とは別に、興味や関心がある活動に取り組んでもらう。飯田市教育委員会はオフ期間中、新たなスポーツと出合う機会にしてもらおうと県内のプロスポーツ団体や競技団体の指導者らを招いてスポーツスクールを開催予定。県教委スポーツ課は「県内では聞いたことがない取り組み」としている。

 学校の部活動を巡っては過度に大会成績にこだわり、保護者の期待に応えようと練習が長時間に及ぶ状態が「ブラック部活」などと称され、社会問題化している。

 県教委は2014年2月、県内公立中学校の運動部活動で朝の部活動(朝練)を原則行わないとする「県中学生期のスポーツ活動指針」を発表。今年2月の改定で、1日の活動時間を長くとも平日で2時間程度、土日などの学校休業日は長くとも3時間程度とすることを新たに盛った。

 これを受け飯田市教委は今年3月、市の運動部活動の改定指針案を公表。放課後の部活動は完全下校時刻までとすることが望ましいと定めた。

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