03月10日 11時17分
東京・葛飾区は、新小岩と金町を結ぶ路面電車の導入を目指して、新年度に利用者数の予測などを調査する方針です。

葛飾区では、南北を結ぶ公共交通機関がバスに限られていることから、区やJR、それにバス事業者などをメンバーとする委員会が、新たな交通手段を検討しています。
その1つとして区は、新小岩と金町の間の南北およそ7キロを結ぶJRの貨物専用の「新金線」に、路面電車を導入する旅客化を目指していて、新年度に調査を始める方針です。
区は、沿線の再開発などに伴う人口の変化を調べて路面電車を導入した場合の利用者数を予測し、来年3月末までに路面電車の導入に関する検討結果をとりまとめることにしています。
葛飾区の青木克徳区長は、「高齢化が進むなか、より利便性の高い交通インフラを備えたまちづくりが求められており、旅客化に向け積極的に取り組みたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180310/0009045.html