東大の倍以上の予算をかけた沖縄「オイスト」の未来
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20180322/biz/00m/010/016000c

鳥瞰虫瞰 (18)−沖縄科学技術大学院大学訪問記−OISTの光と影
http://www.hyogo-dai.ac.jp/research/higher-edu/column/2017/12202462.html
 それはともあれ、日本の大学の外国人学生比率はせいぜい20%程度以内に低迷していることに鑑みれば、
83%もの多くの外国人学生に門戸を開放している事実は仰天するほど革新的である。しかし同時に突出して
異常に多い比率に驚かされる。そのことをセールス・ポイントにしている大学であるらしいから、ことさら
驚く必要はないのであろうが、やはり驚かされる。なぜそこまでする必要があるのか疑問なしとしない、
という論調があっても不思議ではあるまい。なぜならば、私立大学とはいえ、日本政府からの助成が莫大な
割合を占めている以上、結果的に日本人学生を排除して外国人学生を優遇する政策によって、果たして
巨額の国税に見合うだけのアウトプットがあるのか疑問なしとしないからである。恐らく沖縄に所在しても、
県内からの入学者はほとんど皆無ではないであろうか。1876年に設立された米国最初の大学院大学の
ジョンズ・ホプキンズ大学は、全国の学生が入学しても地元の学生が入学できないため、地元から猛反発を
受けて、地元を意識した学部レベルを付加した事実がある。沖縄では地元からの反発はないのであろうか。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)について
https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/201709/201709j.html
*15) 経済小説の「ハゲタカ」や直木賞候補作となった「コラプティオ」などで知られる人気作家の真山仁氏は、
週刊エコノミストの連載「アディオスジャパン」第58回(7月4日号)でOISTを取り上げ、「リゾート村にそびえる
象牙の塔の違和感」との辛口の論考を載せている。

〔アディオスジャパン〕第58回 沖縄は可哀そうな場所なのか/4=真山仁
http://mikke.g-search.jp/QENM/2017/20170704/QENM20170704se1072073001041000c.html