2024年04月26日

週刊SPA!編集部

―[復活![スナック快進撃]の現場]―

 人もまばらでほの暗い路地裏に、ひときわ鈍く光る看板がある。店内は見えなくとも扉の向こうで誰かが熱唱しているのがわかる。  
そんな“夜の社交場”スナックが、コロナ禍で急減したかと思いきや、今、世代を拡大して賑わいを取り戻している。現場を訪ねてみた。





多店舗展開でイメージ改革

 全国に3店舗を展開する「街中スナック」は、スナックの定義をひっくり返そうとしている。禁煙、カラオケなし、22時には閉店。色を売りにしない。そして客の3分の1はお酒が飲めないという。  
これでスナックと呼んでいいのか不思議だが、「街中スナック」を手がけるイナック代表のたなかるいさんは「スナックの本質は居場所」と話す。
「カラオケが苦手という人も一定数いるのではないでしょうか? 知らない世代の曲をずっと聴いているのは辛いものです。歌っているとなかなか会話もしづらい。  
世代を超えて会話を楽しむにはどうしたらいいのかを考えた結果、この形になりました」







隣の人と乾杯すると100円引き。会話が弾む仕組み
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