ソニーは7月15日(現地時間)、1月に発表したソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)による米ゲーム企業Bungieの買収を完了したと発表した。米公正取引委員会(SEC)提出文書によると、買収総額はBungieの従業員のインセンティブを含め、約37億ドル。

 同社は公式Twitterアカウントで「Bungie買収契約は完了した。これで正式に言える。Bungie、PlayStationファミリーへようこそ!」とツイートした。

 Bungieは今後もゲームを独自に開発し、ゲームがソニーのPlayStation独占になることはないと、SIEは買収発表時に強調した。

 買収の目的はBungieの「マルチプラットフォーム開発と、ライブゲームサービスにおける世界クラスの専門知識」の獲得という。SIEは発表時、「PlayStationのゲーマーを数億人に拡大するというビジョン実現に役立てる」と語った。

 米MicrosoftはSIEのBungie買収発表の数週間前に、ゲーム企業Activision Blizzardを687億ドルで買収すると発表した。こちらの取引完了は2023会計年度(2022年7月~2023年6月)と見込んでいるが、米連邦取引委員会(FTC)や英政府がこの取引が独禁法に触れないかどうか調査中だ。
2022年07月16日 07時35分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/16/news052.html