ディスカウントストア「ドン・キホーテ(ドンキ)」などを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス[7532]が10日発表した2020年7〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比31%増の164億円だった。ドンキやスーパーの「ユニー」で、食品などの生活必需品が好調だった。売上原価や販管費の抑制も寄与した。

売上高は2%減の4184億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大によるインバウンド(訪日外国人)客の減少などが響いた。営業利益は10%増の232億円だった。エアコンや空気清浄機などの家電も伸びた。

21年6月期(今期)の連結業績見通しは、従来の予想を据え置いた。売上高は前期比1%増の1兆7000億円、純利益は2%増の510億円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/11/10 16:40
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HQY_Q0A111C2000000/