日銀の黒田東彦総裁は29日の金融政策決定会合後に記者会見し、景気の現状について「引き続き厳しい状態にあるが、持ち直している」との認識を示した。新型コロナウイルスへの警戒感が残るため、先行きについては「改善基調をたどるとみられるが、そのペースは緩やかなものにとどまる」と指摘した。「不確実性が高く、下振れリスクが大きい」と語った。

日銀は28日から決定会合を開き、短期金利をマイナス0.1%、長期金利…
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