日本の大学で生まれる発明が収益につながっていない。特許1件あたりのライセンス収入は米国の22分の1にとどまる。企業から大学への投資も海外に比べて小規模だ。学術活動やその成果を経済的に適正に評価・活用できなければ人材が流出し、研究の土壌が痩せ細る悪循環も懸念される。(五艘志織)

「大学の研究がビジネスで十分に活用されていない」。内閣府の担当者は危機感を募らせる。日米で比較可能な2017年度のデータ…

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2020/6/21 23:00 (2020/6/22 7:06更新)
日本経済新聞 電子版
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