ヤマトホールディングスは新型コロナウイルスの感染拡大で宅配需要が高まり、社員の負担が増えているとして、配達ドライバーなどグループの全社員約22万人に最大5万円の見舞金を支給した。総額は約70億円にのぼる。

フルタイム勤務の社員は原則5万円で、パート社員は勤務時間に応じた額を5月末に支給した。新型コロナの影響で「巣ごもり消費」が増え、4月の宅配便取扱個数は約1億5千万個に達した。前年同月と比べて13.2%増えて、約4年ぶりの高い伸び率だった。

同社は「新型コロナの感染の不安がある中、物流網の維持に貢献してくれた社員に報いたい」としている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60073050W0A600C2NNE000/