米GitHubは2月11日(現地時間)、コードエディター「Atom」の新版「Atom 1.44」を正式公開した。「Electron」ベースのクロスプラットフォームアプリで、Windows/Linux/Macで利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。

 「Atom」は、プロジェクトホスティングサービス“GitHub”の創設者Chris Wanstrath氏が2008年に開発を始めたオープンソースのコードエディター。さまざまなパッケージで機能を自由に拡張できるのが特徴で、「GitHub」リポジトリを「Atom」上で扱うためのパッケージがビルトインされているほか、コーディングをリアルタイムでチーム共有する「Teletype for Atom」などの強力なパッケージが揃っている。

 「Electron」ベースのコードエディターと言えば、最近は「Visual Studio Code」に人気が集中しており、GitHubの「Atom」やAdobeの「Brackets」は若干影が薄くなった印象を受ける。しかし、「Atom」もほぼ月1回のアップデートをキープしており、着実な改善が行われている。

 「Atom 1.44」では、レビューコントローラーの不具合や空の「GitHub」タブを開いたときの挙動を修正。ライトテーマでもダークテーマでもコミットの詳細が読みやすくなるようデザインがアップデートされた。
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