全国約900万人の児童・生徒1人1台にパソコン(PC)を配備――。1月末に成立した2019年度補正予算に盛り込まれた政府の目玉施策がPCメーカーを悩ませている。メーカーには降って湧いた特需だ。だが半面、小売市場での相場よりも割安で製品を提供しなければならない。PCの基幹部品が値上がり傾向にあるだけに、頭が痛い問題に直面している。

政府が掲げるのは「GIGAスクール構想」。端末の配備と学校内で高速…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

2020/2/19 11:30
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55794770Y0A210C2QM8000/