先週の外国為替市場で、円相場が約8カ月ぶりに1ドル=110円台に下落した。米中貿易交渉の第1段階合意の署名が近づき、円買い材料になってきた米トランプ政権の保護主義的姿勢が和らぐことへの期待が広がった。

興味深かったのは、この水準で外国為替証拠金取引(FX)を手掛ける日本の個人投資家(通称、ミセス・ワタナベ)による猛烈なドル売りが出たことだ。FX会社、外為どっとコムでは、16日時点で投資家がドル売…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54529900X10C20A1000000/