Googleが単語の発音チェックを行う新しいサービスを2019年11月14日(木)から開始しました。音声ファイルをAIが認識して文字起こしをしたり、声を出さずに音声入力をしたりと音声認識の技術は日々進化しています。Googleによる発音チェック機能は機械学習を用いた技術となっており、英語学習を格段に効率的にしてくれます。

新たに公開された機能では、ユーザーがマイクに向かって発話すると、GoogleのAIが単語の発音を分析し、各音節がGoogleの予想発音と一致するかどうかのフィードバックを受け取ることができます。

フィードバック機能の実行画面はこんな感じ。画像をクリックするとGIFアニメーションを見ることができます。

たとえば「quokka」という単語の発音をチェックしたい場合、検索ボックスに「how to pronounce quokka」と入力して「Practice」をタップ後、マイクに向かって発音します。

音声認識が単語の発音を分析し、『最後のサウンドバイト「kuh」の「k」が間違って発音されました』というようにフィードバックが表示されます。さらに改善のアドバイスとして、舌の正しい動かし方や似た発音の単語が表示されます。

発音が正しければ「Good job!」と表示されます。
https://i.gzn.jp/img/2019/11/15/google-feedback-pronunciation/snap006_m.png

Googleは発音認識の機能を「実験的なサービス」と位置づけており、記事作成時点ではモバイルでのみ利用可能となっています。対象となる言語は英語やスペイン語といった一部の言語のみとのこと。

また、Googleは単語翻訳に視覚情報を追加するサービスも開始しています。たとえばスペイン語の「naranja」を英語に翻訳する場合、翻訳された単語とともにオレンジの画像が表示されます。

複数の意味を持つ単語を調べた場合は、複数の画像が表示されます。たとえば「seal」の意味を調べると、メカニカルシール、封ろうなどが表示されます。
https://gigazine.net/news/20191115-google-feedback-pronunciation/