ブリヂストンは8日、2019年12月期の連結決算で純利益が前期比6%減の2750億円になる見通しだと発表した。従来予想である1%減の2900億円から下振れする。足元で鉱山用の大型タイヤの需要が弱含んでいることや、景気減速によりアジアなどで車両生産が想定より減少していることなどを反映した。

売上高は4%減の3兆4900億円を見込む。従来予想は1%減の3兆6200億円だった。

同時に発表した1〜9月期の連結純利益は前年同期比6%減の2054億円だった。中南米を中心とした新興国通貨の下落が響いた。売上高は1%減の2兆6353億円だった。米州やアジア大洋州での販売が振るわなかった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/11/8 15:38
日本経済新聞
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