静岡県内初出店の46店を含む計217店が集結する県東部最大規模の大型商業施設「ららぽーと沼津」(沼津市東椎路)が4日、グランドオープンした。午前9時半のオープンまでに約2300人が施設前に列を作り、新しいレジャースポットの誕生を待ちわびた。

 オープニングセレモニーでは、同施設の中村哲所長が「施設の魅力を皆さまと一緒に発信し、愛される施設を目指します」と意気込みを語った。沼津市の頼重秀一市長は「これまで市外で消費していた多くの市民が、市内で消費するチャンスとなる。交流人口の確保、雇用の確保、情報発信の機能も発揮される。ららぽーと沼津が街のにぎわいづくりや地域の活性化につながることはありがたい」と期待した。

 隣の清水町から訪れ、オープンの1時間ほど前から入場列に並んだ主婦、岩崎静さん(38)は「楽しみにしていた。想像より広いし、店の数も多くてすごい。これまでこの地域にはイベントができるような商業施設がなかったので、結構通っちゃうかもしれません」と興奮気味。2日の内覧会の評判を聞いて足を運んだという沼津市在住の60代の女性は「私たちの世代には合わないかもと思ったけれど、ごちゃごちゃせず、広くてゆったりしているので、いいですね」と満足そうだった。
https://www.sankei.com/economy/news/191004/ecn1910040029-n1.html