フランスベッドは業界で初めて除菌機能のある繊維を使ったマットレス「Culiess Ag(キュリエス・エージー)」を8月1日に発売する。銀イオンを含んだ繊維を採用。寝具が自ら菌の増殖を防ぎ、除菌スプレーなどで手入れをする必要もないという。衛生に気を遣う子育て世代や、多忙な共働き世代の需要を見込む。

マットレスの除菌をしたいが手入れが負担という消費者の声を受けて商品化した。スプリングは1本の鋼線を編み上げており、布で包んだコイルを複数組み合わせる従来のタイプよりも通気性がよい。高温多湿の日本の気候でも、衛生状態を保つことができる。

マットレスは硬さの異なる4種類を用意。希望小売価格はシングルサイズで税別6万〜15万円。

除菌機能付きの繊維を使った枕カバーなど寝装具3品目も合わせて発売する。同ブランドで2019年度に8億円の売り上げを目指す。今後はホテル向け商品も拡充する。
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