モバイル関係調査を手がけるMMD研究所を運営するMMDLabo(東京・港)は、「フェイクニュース」に関する調査で「見破る自信がない」と答えた人が約7割に上ったと発表した。フェイクニュースという言葉を知っている人は85.8%で、約3割の人が「だまされたことがある」と答えた。

アプリ調査のテスティー(東京・中央)と組み、5月8〜10日に実施した。18〜69歳のスマートフォンを持つ男女1533人から回答を得たという。

「フェイクニュースを見たことがある」と答えたのは34.4%で、実際に見たフェイクニュースとして「震災でライオンが動物園から逃げた」(50代女性)など問題となったフェイクニュースを挙げた人も多かった。

またフェイクニュースの拡散経験の質問では、「リツイートやいいねなどをした」人は20.5%だった。「SNSで拡散しなかったが、友人や家族に話した」人は23.7%に達した。

「フェイクニュースを見破る自信があるか」という質問に対しては、「自信がある」と答えた人は50代が2.8%。一方、20代は9.5%、10代が11.1%と若い年代ほど見破れる自信が高かった。
2019/7/4 11:38
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46936270U9A700C1X30000/