今治タオル工業組合(愛媛県今治市)は加盟企業で働く子育て中の女性を対象に、月額1万円を支給する支援制度を創設した。7月から同組合と企業が半額ずつ負担する。人手不足が激化する中、育児負担を和らげて働きやすい環境づくりを目指す。担当者は「タオル業界は女性に支えられて発展した。イメージアップで就労希望者増加につながれば」と期待する。

今治タオル工業組合に加盟する企業(104社)に勤務中で社会保険適用を受ける女性のうち、同居する中学校卒業までの子どもを育てている人が対象となる。これまでに約20社、約70人の利用希望があったという。

企業は対象の従業員に毎月1万円支給し、3カ月ごとに実績を組合に報告。組合が支給額の半額を企業に補填する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46814650R00C19A7LA0000/