フリーマーケットアプリのメルカリは26日、スマートフォン(スマホ)決済サービス「メルペイ」を巡り、同日から5月6日のゴールデンウイーク終了時までの期間に購入額の最大70%を還元するキャンペーンを実施すると発表した。還元率に関わらず、還元の上限は期間中の合計で2500ポイントまでとする。支払残高のチャージ元として銀行口座を連携するか、運転免許証などを持った写真の提出といった手段で本人確認できれば対象になる。消費が活発になる連休をきっかけに利用者を獲得する狙いだ。

フリマアプリ内にあるメルペイのページで案内を始めた。本人確認を済ませると、支払額の50%分のポイントが還元される。セブンイレブンでのみ、70%の還元とした。ポイントは支払い翌日に付与するという。

景品表示法上、1000円以上の買い物で還元できる上限は20%とされている。スマホ決済サービスを提供するペイペイやLINEペイのキャンペーンも還元率を最大20%に設定している。メルペイの広報は「関係各所と協議し問題が無いと判断した」と具体的な仕組みについての言及は控えた。

メルペイは現時点での利用可能店舗数を公開していないが、提供開始時にNTTドコモの決済サービス「iD」に対応し、全国90万カ所で使えることを発表している。その後、QRコード決済などにも対応した。アプリ上で本人確認する仕組みは、メルペイ上にお金がなくても最大5万円まで使える「後払い」の利用条件の1つとして、23日から始めた。
2019/4/26 11:20
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44233990W9A420C1TJC000/