10日の欧米市場は、さながら「中央銀行の日」の様相を呈した。

まず欧州中央銀行(ECB)理事会でドラギ総裁が欧州経済について悲観的な見通しを披瀝(ひれき)した。そして米連邦準備理事会(FRB)は3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を発表。市場の想定通りハト派的な内容であった。

さらに、FRBが緩和傾向を強める最大の理由である「低インフレ」が3月の米消費者物価指数で再確認された。全体では…

この記事は会員限定です。

2019/4/11 10:47
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43603760R10C19A4000000/