外国為替市場で「強すぎるドル」への警戒感が再燃している。米利上げの休止を織り込んでいったん弱含んだドルが足元で再び上昇している。欧州中央銀行(ECB)が利上げを先送りし、ドルの魅力が相対的に復活したためだ。ドル建て債務の大きい新興国など世界経済の重荷になりかねず、投資家のリスク回避姿勢を強め市場が動揺する要因にもなりそうだ。

ドルの総合的な強さを示すインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42325150R10C19A3EN2000/