【シリコンバレー=白石武志】米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が率いる宇宙開発ベンチャーの米スペースXが5億ドル(約560億円)の資金調達を計画していることが18日、明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として報じた。調達した資金は衛星を使ったネット接続サービスなどに充てる見込みだという。

https://www.nikkei.com/content/pic/20181219/96958A9F889DE1EBE3E0E3E6EAE2E3EBE3E0E0E2E3EAE2E2E2E2E2E2-DSXMZO3912146019122018EAF001-PB1-1.jpg
スペースXが試験飛行を予定する有人宇宙船=ロイター

WSJによると今回のスペースXの資金調達には既存投資家のほか、テスラの大株主でもある英運用会社のベイリー・ギフォードが参加するという。スペースXは米航空宇宙局(NASA)から有人宇宙船のプロジェクトを受託するなど実績を重ねており、前提となる企業価値は305億ドルと今春の資金調達時に比べ2割近く増加すると見込まれている。

2018/12/19 7:49
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39121480Z11C18A2000000/