【シリコンバレー=佐藤浩実】米ブルームバーグ通信は11日、ソフトバンクグループが2019年の早い時期に画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアの株式を売却する計画だと伝えた。仮想通貨の採掘(マイニング)需要の停滞などから、エヌビディア株の下落が続いているため。複数の関係者が明らかにしたという。

報道によれば、ソフトバンクはエヌビディア株の売却により、30億ドル(約3400億円)の利益を得られる可能性があるという。ただ売却の最終決定にはいたっておらず、株を保有し続けたり、一部の株式売却にとどめたりする可能性もあるとしている。

ソフトバンクは17年前半にエヌビディアの第4位株主となった。保有株は後に、サウジアラビアと共同の投資ファンド「ソフトバンクビジョンファンド」に移されている。
2018/12/12 7:01
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38823540S8A211C1000000/