2018年9月20日 7:58 日本経済新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO35555040Q8A920C1000000?s=0

【ニューヨーク=平野麻理子】アマゾン・ドット・コムが2021年までに最大3000店のレジ無しコンビニの開業を目指していることが、19日明らかになった。米ブルームバーグ通信が報じた。現在の4店舗から急拡大させる計画で、実店舗での小売事業に力を入れる。報道を受け、19日の米株市場でウォルマートやターゲットなど小売り株は下落した。

アマゾンのレジ無しコンビニは「アマゾン・ゴー」の屋号で、現在は本社のあるシアトルとシカゴで営業している。今後ニューヨークやサンフランシスコなど大都市で開業予定だ。客と商品の動きを店内に設置したカメラやセンサー、マイクで読み取り、決済は事前に登録したアプリで済ませることで、レジ無しを実現させた。

レジでの煩わしい支払いをなくす技術では、マイクロソフトも開発に力を入れているとされる。ウォルマートは7月にマイクロソフトとの戦略的提携を発表し、アマゾンの背中を追っている。