パイオニアは12日、香港を本拠とする投資ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアとスポンサー支援に関する基本合意書を締結したと発表した。9月18日に250億円の融資を受け、9月下旬に返済期限を迎える借入金133億円の返済や運転資金に充てる。その後ベアリングは500億〜600億円をメドに出資する意向を示している。

 10月末までに正式契約を結び、12月末までに第三者割り当てにより普通株または議決権を有する優先株を発行してベアリングが引き受ける。パイオニアは出資資金の一部で250億円の融資を返済する計画。第三者割り当てに向けて9月30日から3カ月以内に臨時株主総会を開く準備を進める。

 ベアリングは出資後もパイオニアの自主的な経営を尊重するとともに、パイオニアの既存事業や新規事業について第三者との提携をサポートする。
2018/9/12 10:49
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35256800S8A910C1EAF000/