四国地方整備局がまとめた2018年1〜6月の四国4県各港へのクルーズ船の寄港実績は、前年同期比2.3倍の105回だった。半年で、17年の93回を上回った。17年10月に瀬戸内海で運航が始まった小型の客船「ガンツウ」が伸びをけん引している。

港ごとの寄港実績をみると、半年間でクルーズ船の寄港が最も多かったのは、高知港(高知市)の23回で、前年の同時期と比べると5回増えた。次は瀬戸内海の大三島にある宮浦港(愛媛県今治市)の20回で、昨年はクルーズ船の寄港がなかった。

17年は国内の船会社が運航するクルーズ船の割合が約4割だったが、18年は半年間の実績で約6割を占める。瀬戸内海の新しい楽しみ方を提案するガンツウの運航が影響している。

2018年7月20日 17:45 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33218120Q8A720C1LA0000/