ソフトバンクグループのロボット事業子会社ソフトバンクロボティクスは18日、人工知能(AI)を搭載して自動運転する業務用清掃ロボットを8月1日に発売すると発表した。本体価格は248万円、自動運転利用は60カ月契約で料金は月額5万9800円。人が乗って運転した経路を覚え、障害物があってもセンサーとAIで避けながら自律的に清掃を続ける。

 業務用清掃ロボットは、高さ138センチ、長さ169センチ、幅84センチ。光センサーとカメラが設置されており、障害物を検知。人など動いているものの場合は停止し、静止しているものに対しては、AIが回避経路を判断する。異常が発生した場合は、所有者のスマートフォンに画像データを送信することもできる。

 ソフトバンクグループが昨年設立した10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が出資する米国企業などが開発。自動走行時の速度は最速で時速4キロ。1時間で約2600平方メートルを洗浄し、約3時間連続稼働できる。

 昨年11月に、今夏のサービス開始を発表していた。
2018.7.19 06:05
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180719/bsj1807190500002-n1.htm