18日の東京外国為替市場で円相場が1ドル=113円台に下落した。113円台を付けるのは1月9日以来、ほぼ半年ぶり。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利上げに前向きな姿勢を示し、ドルを買う動きが強まった。3月に付けた今年の高値からは8円あまり円安・ドル高が進んだ。

市場では「米中貿易戦争の影響で、米国内の輸入物価が上がりやすくなり、米利上げが加速する」との見方も出ている。日銀は金融緩和が長期化する見通しで、両国の金融政策の方向性の違いに着目した投機筋の円売り・ドル買いも増えている。

2018年7月18日 9:10 日本経済新聞
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