iPhone購入者の15%〜20%はAndroidからの乗り換えユーザーであり、AndroidからiPhoneに乗り換えるユーザーは「低価格」「大画面」のモデルを選ぶ傾向が強い、との調査結果が発表されました。

iPhone購入者の15%〜20%はAndroidからの乗り換え
調査は、2017年10月から2018年3月までの半年間にAndroidスマホからiPhoneに乗り換えた米国内の消費者2,000人を対象として、Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が実施しています。

CIRPは、iPhoneの販売台数の15%〜20%はAndroidからの乗り換えユーザーが占めている、と推定しています。

低価格モデルを好む元Androidユーザー
Androidスマホからの乗り換えユーザー(青)iPhoneシリーズからの買い替えユーザー(赤)の、モデルごとの購入割合を比較すると興味深い傾向がみられます。
https://iphone-mania.jp/wp-content/uploads/2018/06/CIRP-june-2018.jpg

iPhone8/8 Plusが最も人気のモデルとなったのは、Androidからの乗り換えユーザー、iPhoneのリピーターともに共通しています。

しかし、Androidからの乗り換えユーザーでは、低価格の旧モデルであるiPhone7/7 Plusが約25%、iPhone6s/6s Plus が約12%と、iPhoneリピーターと比べて割合が高くなっています。

エントリーモデルに相当するiPhone SEを購入したのは乗り換えユーザーの約12%で、iPhoneリピーターのおよそ2倍にのぼります。

一方で、iPhoneシリーズ史上最も高価なモデルとなったiPhone Xを購入したのは、乗り換えユーザーの10%弱で、iPhoneリピーターの半分以下の少数派です。

CIRPのパートナー兼共同創業者のジョシュ・ロイツ氏はこの傾向について「Androidスマホは多くのモデルが発売されているが、比較的低価格のモデルが多く、新たにiPhoneに買い換える際、最新のフラッグシップモデルの最新機能にこだわる人が少ないからだろう」と指摘しています。

大画面の「Plus」モデルを好む元Androidユーザー
Androidからの乗り換えユーザーのうち、39%が大画面の「Plus」モデルを選んでおり、iPhoneリピーターの29%よりも高くなっています。

この傾向についてCIRPのパートナー兼共同創業者のマイク・レビン氏は「Androidスマホメーカーは、以前から大画面モデルを提供していたので、Androidユーザーは大画面のiPhoneを好むのだろう」と分析しています。
2018年6月28日 00時07分
https://iphone-mania.jp/news-217167/