22日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比176円21銭(0.78%)安の2万2516円83銭で終えた。米国と各国の貿易摩擦拡大への警戒感から自動車など輸出関連株を中心に幅広く利益確定売りが出た。石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極めたいとして、買いを手控える投資家が多かった。

 米フィラデルフィア連銀が21日発表した6月の製造業景況指数が前月から急低下したのも投資家心理に影を落とした。日経平均の下げ幅は280円に迫る場面があった。ただ、チャート分析上の下値支持水準とみられる13週移動平均近辺(2万2300円台半ば)では押し目買いが入り、日経平均は下げ渋った。

 JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比57.51ポイント(0.37%)安の1万5453.90だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、5.80ポイント(0.33%)安の1744.83で終えた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆6688億円。売買高は15億9404万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は990、値上がりは1035、変わらずは66銘柄だった。

 三井住友FGやみずほFGが安い。ソフトバンクやコマツ、ファナックの下げも目立った。一方、SMCやユニチャーム、大塚HDは上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/6/22 15:27
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_S8A620C1000000/