滋賀県守山市にある介護老人保健施設で職員が入所者に暴言を吐くなどの虐待をしていたとして、市が高齢者虐待防止法に基づいて改善を求めました。

 守山市によりますと、去年12月、市内にある介護老人保健施設で入所者が虐待されていると通報があり、県と市が調査を行いました。調査の結果、入所者に対して「クソじじい」などの暴言を繰り返し吐いていたほか、本人や家族には無断でベッドに柵を設置し勝手におりられないようにしていたということです。

 市は今年3月、滋賀県野洲市にある施設を運営する法人に高齢者虐待防止法に基づいて改善を求め、法人からは4月下旬、改善計画書が提出されましたが、内容が不十分として再提出を求めています。

 県も施設が適正な運営をしていたかどうか監査を行っているということです。運営法人は取材には応えられないとしています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180611/GE000000000000023021.shtml