関西エアポートが7日発表した2018年3月期の連結決算は、純利益が前の期比67%増の283億円だった。インバウンド(訪日外国人)の増加に支えられ、関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港の総発着回数が過去最高となり、着陸料や空港施設利用料が増えた。免税店の売り上げも好調だった。

https://www.nikkei.com/content/pic/20180607/96958A9F889DE1E3E6EBE1E7EBE2E2E5E2E4E0E2E3EA9E9993E2E2E2-DSXMZO3149357007062018LKA001-PB1-2.jpg
決算を発表する関西エアポートの山谷佳之社長(7日、大阪府泉佐野市)

 売上高に相当する営業収益は15%増の2064億円。関空の国際線旅客数は14%増の2190万人と過去最高となった。うち外国人旅客が約7割を占める。

 免税店の直営事業など非航空部門が19%増と業績をけん引した。中国人観光客の1人当たりの購入額の多さが目立った。着陸料など航空部門の売上高は9%増。営業利益は40%増の529億円だった。

 4月から神戸空港(神戸市)も含めた関西3空港の一体運営が始まり、18年度に3空港合計で5千万人の利用を目指している。発着枠などで制限がある神戸空港の活用を協議するため、関西3空港懇談会の早期開催を望む声もあるが、山谷佳之社長は「開催時期についてはわからない」と話した。

(スレ立て依頼から)
2018/6/7 16:33
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31493590X00C18A6LKA000/