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パナソニックは、クアッドコアCPUを搭載する14型モバイルノートPC「レッツノートLV」シリーズを発表した。店頭モデルの税別価格は21万円からで、6月15日より発売し、構成をカスタマイズ可能なWebモデルも用意する。

 今年(2018年)の1月に発表された12.1型モバイルノートのレッツノートSV(パナソニック、光学ドライブ+4コアCPU搭載で約999gの12.1型レッツノートSV参照)に続く、クアッドコアCPU搭載モバイルノートの第2弾であり、14型で光学ドライブを備える製品としては世界最軽量の約1.25kgを実現した。

 2018年夏モデルとして登場する本製品(CF-LV7)は、レッツノートSV(CF-SV7)の好調さを受けて、大画面のクアッドコアモバイルノートとして登場し、同じ14型であるレッツノートLX(CF-LX6)の軽量大画面/長時間駆動/頑丈といったコンセプトを受け継ぎつつ、SVの特徴であるクアッドコア/顔認証カメラThunderbolt 3などが投入された製品となっている。また、LXと違ってホイールパッドを備えているという違いもある。

今回14型筐体にクアッドコアCPUを搭載するにあたり、冷却機構に新開発のファンを導入。ファンはブレードを薄肉化して羽の枚数を増やした位相反転形状で、ファンブレードが位置をずらして上下2段ずつ設置されている。これにより、動作音を低減しつつ、高速回転が可能になっている。

 また、放熱フィンの中央部にへこみ形状を設けることで、流速分布が均一となり、冷却効率が向上。さらに、筐体底部に吸気口が設置され、筐体内部の流路が最適化され、この点でも冷却効率が上がっている。

 冷却機構の見直しなどによってその分の重量が増してしまっているが、レッツノートLXではプラスチックだったトップキャビネットの素材をマグネシウム合金にし、筐体ケースの肉抜き、軽量版光学ドライブの搭載などによって、LXの1.275kgよりも軽量な1.25kgを実現した。

 軽量化はCAE(Computer Aided Engineering)解析によって天板にかかる負荷をシミュレーションしながら行なわれており、頑丈性は損なわれていない。

 レッツノートのウリでもある耐久試験も通っており、76cmの高さからの動作時落下、自由落下、100kgf加圧振動、局部加圧試験、キーボード打鍵試験をすべてクリアしている。

 店頭向けのレッツノートLVのおもな仕様は下表のとおり。
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