0001しじみ ★
2018/06/04(月) 08:35:13.14ID:CAP_USERイタリア・スペインを中心とする欧州政局不安、
米国による鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税と他国の対抗措置、
原油先物、資源国通貨・新興国通貨の下落リスクなど、
投資家のリスク回避姿勢を強めさせかねない火種がくすぶっている。
予想レンジはドルが107.50━110.00円、ユーロが1.1550―1.1850ドル。
米政府は31日、カナダ、メキシコ、欧州連合(EU)に対し
、鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税を適用すると発表した。
欧州委員会のユンケル委員長は「世界貿易に関連する一方的な措置の導入は容認できない」とし、
対抗措置を導入すると表明した。
米国発の貿易摩擦に加え「イタリアやスペインなどの欧州不安がくすぶる中、
安全資産としての米国債の需要が見込まれ、
米長期金利の大幅な上昇も想定しにくい」とトウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏は言う。
日米株式市場も依然不安定な中「ドルはいったん108円を割り込む流れとなりそうだ」と同氏は予想する。
ただ、107円台では本邦勢による買いがドルの地滑りを押さえ込みそうだ。
米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は31日、イタリアの政局混迷について、
世界の経済成長に脅威であり、
FRBが利上げを継続する中で注目すべきリスクになっているとの見解を示した。
また、このところの原油安は、資源国通貨売りのみならずドル高/新興国通貨安に結びつき、
リスク回避の円買いを誘発しやすい。
米原油先物CLc1は5月22日に77.83ドルと、2014年11月以来の高値をつけたが、
5月29日に65.80ドルまで急落した。
ロシア中央銀行は30日、半期に一度の金融安定報告書で、
同国の金融セクターは米国の直近の制裁によるショックを乗り越えたが、
現在は世界市場のボラティリティ上昇や原油価格下落のリスクに直面していると指摘した。
6日には4月の米貿易収支、7日には日米首脳会談、トルコの政策金利発表が予定される。
8日にはG7首脳会談がカナダのケベック州で開催される。
Reuter
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